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インド旅行ー出会ったこと,日本に帰って来て感じたこと

インドについて翌日の夕方、友人と買い物をしがてら晩御飯を食べに近くのマーケットに。
二人で歩いていると、サイクルリキシャーのおじさんがベルをチリンチリン鳴らして、
「乗らないかい?」みたいな感じの雰囲気。

歩いて10分弱ぐらい?の場所なので“普通に歩けますから汗”な感じ。

そうやって歩いていると、マーケット近くで右ひじを数度軽く叩かれる。
「??」と思って斜め下を見ると、小学校低学年になるかならないかぐらいの男の子が
ひじを軽く叩きながらヒンディー語で何か言ってる。
もしや?と思って友人に「“お金ちょうだい”って言ってるの?」と尋ねると
「どちらかというと、“何かちょうだい”って感じ」との返事。

その時の私は細かいお金を持って無かったりした事もあって、そのまま歩き続けました。

別の日には、車で移動していたら渋滞にはまった。
その時に横の歩道で12~13歳頃の少女が太鼓を叩き、4~5歳頃の男の子が
太鼓に合わせて簡単な踊りを踊っている。時には前転をしたりして。
終わったら、車の窓を叩いて「お金をちょうだい」みたいな感じの事を言ってくる。

渋滞にはまっている他の車を見ると、車の間を縫って新聞や雑誌を売る少年もいる。
どうしたら良いかわからず、ムシをしてしまった。

本当に貧しそうな感じの子供でした。
でも、お金や何か物をその子供1人にあげたら何か解消されるんだろうか?
多分、多くの同じような感じの子供に囲まれてたかもしれない。

日本では、見かけた子供たちの年代は、親や周りに保護されている年代。
生まれた国が違うだけで、同じ年代でも全く違う。
もちろん、インドでも学校に行って綺麗な服を着ている子供もたくさんいる。
貧困が貧困を生み、学校に行けないから・・・の繰り返しなのかもしれない。

でも、子供も大人も人間臭さがあった。

日本に帰って来て思う。
今の日本はまるでシステム化されすぎて人間臭さがない。
至るところ、綺麗すぎて気持ち悪い。別に不衛生を推奨するわけではないけれど。

スーパーで形やサイズが整っている野菜を見たけど、不気味に感じた。
インドの八百屋?では日本でいう“規格外”みたいな形の少々いびつな野菜が売られていた。
でも、その野菜の方が自然な物で美味しそうに感じた。
事実、インドで食べた野菜は青臭さが無く、日本では食べれなかった野菜が普通に食べれた。

友人の職場の方曰く、今のインドは日本の昭和30年代と似てるらしい。

私はインドで何か得られたのかどうか分からない。
でも、帰って来て、今の日本に違和感を感じた。
行く前には当たり前に思っていた事に対して。

by mie
日記 : 23:50 : comments (x) : trackback (x)
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