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2016-09-30 Fri
この槍ヶ岳山荘、思った以上に増築がされているみたいで迷路みたい。。。
山荘内の階段を上がり
布団に到着♪
3人で2枚なんだそうだけど、この日は山の日で混んでるかも〜
と思っていたので、想定していたより空いていたので良かった^^
しかも、ありがたいことに?自炊場所が目と鼻の先に。
ここのテン場は30張り程度なので、直ぐにいっぱいになるらしい。
ザックを下ろして、近くに人がいなかったのでカーテンを締めて
タイツを脱いでようやくリラックス♪
汚いのは承知で布団に倒れ込んでしまった(^^;
翌日、靴擦れのまま上高地まで下るのも不安があったので縦走2回目の
診療所訪問。
ちなみに、ここは東京慈恵会医科大が。
入り口をノックして中へ。
ここの先生は結構年がいっているけど、フランクな口調。
色々と話しながら「診察しても治るワケじゃないよ?診療代もいるし」
って、こんなことを言う先生は初めてだわ(笑)
医療用の保護シートを貼ってもらい、財布は相方さんが持っていたので
後で来る事を伝えて再び布団がある場所へ。
戻ったら、相方さんが到着していたので、財布を持って診療所へ。
御丁寧に領収書を頂き、予備の保護シートも頂きました^^
外に出たついでに写真を
う〜ん、夢にまで見た憧れの槍さまなのだけど、遠くからみたら
“ツン”としているのに近くでみたらそんなに尖ってない。。。
翌日のヘリでの荷下ろしの為にか荷造り中の山荘のスタッフさん
噂に聞く槍ヶ岳山荘のつなぎってアレなのね〜。
もしかしたら、今日のテン場になっていたかもしれない殺生ヒュッテ
ちなみに、上にあるのはヒュッテ大槍。夕食が凄いらしい。
受付を運良く人がいなくなった時に
軽食や飲み物を提供してくれるキッチン槍
中のカウンター
実は、このキッチン槍でどうしても入手したいものがあり、小屋の方に
提供する時刻を聞いて翌日それを目指すことに。
イザという時にヘリが降りる目安のヘリポート
とりあえず、お昼も食べてないに等しいので早めの夕食を。
この日の夕食は“ちらし寿司”!
自炊場所で自炊している方々と情報交換しながら準備。
アルファー化米(白米)を戻して、茶碗で作る五目ちらしの素を2袋。
器に分けて、袋入りの錦糸卵を上から掛け、切ったソーセージを。
魚っぽいのは四国の道の駅で見かけて買って真空パックのつまみの魚。
家で食べる予定が今回の縦走で大活躍!
この日のお汁はプチリッチ気分を出す為に“松茸吸い物”をチョイス。
周りから「ここで“ちらし”ですか?」と聞かれて周りも興味津々。
でも、意外と山の上でちらし寿司って食べ易くてアリです^^
食べ終わって外に出ると夕焼けの時刻。
そういえば、今回の山行、余裕がなかったのとテン場の関係で
夕焼けを初めて見たかもしれない。。。
次第に沈んでゆく太陽と赤く染まる雲海。
大変だった今回の縦走。
でも、こういう景色を見ると頑張って良かったと思える一瞬。
身体が冷えたのでキッチン槍に入ってクラムチャウダーとミネストローネを
注文して身体を温めてから布団に戻り就寝。
by mie
日記 : 23:27 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-30 Fri
13時10分頃、今回の山行最後(槍ヶ岳山頂へのピストンを除く)の登り
に向かうかの如く千丈乗越を出発。
最初は緩い登りからひたすら登り。
30分ほど歩いて振り返れば歩いて来た稜線が
あれだけの距離を歩いて来たのかと思うと頑張ったなぁ〜と思うけど、
それ以上に目の前にそびえるザレの登り。
しかも、登るほどにその角度が急になってくる。
ザレなので踏み出して歩くと地味に足が下に滑り、その度に靴擦れを
起こした場所が鋭い紙で指を切った時ような地味な痛みが。。。
ゆっくりゆっくり止まらないように登って振り返ると、
相方さんがかなり下でゆっくりと歩き休憩していました。
待っていても良いのだけど、止まると身体が冷えるし疲れるので
申し訳なく思いつつも前へ。というより上へ。
登っている最中に見かけた飛竜のような雲が
景色を撮影しようとした時に見かけて撮影♪
途中で降りてくる方とすれ違うために横によりしばし休憩。
九十九折りの登りになっているとはいえ、急登が続いているのでキツい。
でも、登山を初めて立山に行った時から登りたいと言い続けた槍ヶ岳。
ようやく急登を登り終えた!と思って出た場所はまだ登りの途中。
千丈乗越を出発して1時間30分ほど経過している。
降りて来た方に「小屋までまだまだですか?」と聞いたら、
「後少しだけ登ったら着くよ」と言われ前へ。
この頃には靴擦れも痛過ぎて良くわかりません(苦笑)
そうして15時前に久しぶりに見た道標
山頂へのピストンを残して遂に登りが終了して槍ヶ岳の肩に到着!
先に到着して外に様子を見にきてくれていた義妹さんと出会い山荘へ。
by mie
日記 : 22:58 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-29 Thu
硫黄乗越から見えたのは登山ルート無しという硫黄岳。
茶色く見えているのは全て硫黄なんだとか。。。
硫黄乗越からしばらくの間は多少のアップダウンはあるものの稜線歩き♪
薄曇りな空は歩くのに適した感じで良い感じ♪
山の上部を越えて反対側に。
岩場のアップダウンが出て来たのでヘルメット装着。
向かいにクリアに見えているのは北鎌尾根
写真はその一部。
完全なバリエーションルートで私では入ることすら出来ない場所。
肉眼でクリアに見るとやはり凄いです。
そうしている内に誰も使ってない感満載の鎖場の下りが
ザレで足を滑らせないように注意しながらゆっくり下っていきます。
下ったら再び登り。。。
9時50分に左俣乗越に到着。
写真だけ撮影して先へ。
そこから1時間ほど歩いて先を見ると大分近づいた気も。。。
さっきまでの心地よい稜線歩きはどこへやら〜な感じで岩場に
ここからが西鎌尾根の核心部の鎖場
登りの鎖を終えたらこんな道が
片方は岩の凹凸のある壁でもう片方は下まで続く切り落ちた道。
落石を起こさないように足を滑らせないように慎重に。
しばらくは鎖場だらけの道。
緊張の糸を切らさないように注意しながら一歩ずつ丁寧に
ザックが大きいので岩場で下手な動きをすると、ザックが岩に当たって
バランスが崩れかけたりして危険なので足元だけでなく背中にも注意を。
そうして核心部突入して1時間。かなり槍さまが近づいた♪
12時35分頃に千丈乗越に到着♪
ここで30分程の休憩。
初日に間違えたルートから歩いて登ってくるとこんなところを歩くのか
結構大変そうな感じ。。。
お腹も空いたので前日作ったフルーツ寒天でエネルギー補給♪
休憩している方に写真を撮ってもらったりしてマッタリ。
すると、相方さんのケータイが鳴り、相手は先に歩いている義妹さん。
どうやら既に槍ヶ岳山荘に到着してテン場を頑張ってくれたものの
後1歩遅かったようでどうするか?の連絡。
そんなに混んでなさそうだったので槍ヶ岳山荘に宿泊することに。
by mie
日記 : 23:09 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-28 Wed
気付けば下界を離れて既に6日目の8月11日。
この日の朝ご飯はFDの卵スープにアルファー化米を入れた雑炊もどき。
食べ易いようにと身体を温めるために生姜を投入♪
やっぱり、この雑炊もどきが一番食べ易い。
パッキングを済ませて荷物を持って水を汲みに水場に行こうとした時に
足というよりかかとに違和感、正確には痛みが。
とりあえず、水を汲んでセットして、かかとを見てみると靴擦れが。。。
完全に左足かかとの皮がめくれてる。
この日はひたすら登りが待っているし、このままではヤバいので
持っていた大きいクッション性が高めの絆創膏で応急処置。
前日に雲ノ平山荘であったご夫婦と分かれ、三俣蓮華岳からの途中で
出会ったご夫婦とも分かれ6時40分出発。
写真は数日前に三俣山荘方面に向かった時に撮影した写真。
ザレた九十九折りの道を朝一なのでゆっくり登っていきます。
ここから槍ヶ岳まで続く西鎌尾根のスタート。
天気は悪くないハズなのだけど、曇り空が
雨が降ったり荒れたりガスが上がってこなかったら歩き易い感じ。
スタートから40分ほどで標高2755メートルの樅沢岳に到着
このピークから少し進むと再び看板
どちらが正しいのだろうか。。。?
調べても何県にある。というよりも、長野県と岐阜県に渡る飛騨山脈上の
主稜線上にある。としか出て来ないので県の分かれ目なのだろうか?
とりあえず写真を撮影して先へ。
樅沢岳を越えて下った時にパッキングを変更。
前日絶不調だった相方さんが絶好調で、逆に私が不調に。
正確には、靴擦れが痛くてピッチが上げれないというのが正しいのですが。
なので、荷物の一部を相方さんのザックに移して10キロ程度にダウン。
荷物重量が軽くなると足への負担も減るので楽に。
この日のゴール地点が遠くに見えてるけど、本当に遠かった。。。
ザレの下りで転けないように注意しながら歩き、先に歩いて待っていた
義妹さんにテン場の確保をお願いして、荷物が増えてピッチが落ちた
相方さんとまったり行くことに。
そうして8時40分に硫黄乗越に到着。
ここまでほぼパッキングチェンジ以外は休憩なしだったので休憩。
休憩しようとした時に、8人組みほどの中高年ハイカーさんたちが。
この方々もここで休憩。
話していると静岡の山岳会の方々らしくTJARの話しで盛り上がり。
15分ほど休憩をして静岡の方々が出発した後に私たちも出発。
by mie
日記 : 22:34 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-26 Mon
三俣山荘から出発して三俣峠まではひたすら登り。
数日前はひたすら下って来たのだから当たり前なのだけど。。。
歩き始めてしばらくして相方さんが確実に遅れている。
鷲羽岳への登りでもピッチが遅かったけど、それ以上に遅い。
やはり風邪がぶりかえしているらしい。。。
とりあえず、自分自身がへばらないピッチで歩いて15時10分に三俣峠到着
巻き道を歩くか迷ったけど、先行している義妹さんが既に三俣蓮華岳への
登りの半分近くを登っていたので声をかけてしばし待ってもらう。
とりあえず話し合った結果、私が先に行ってテン場を確保し、
義妹さんに相方さんが持っているテントを持ってもらうことに。
結果的には、バランスが崩れるからと言って荷物を渡さなかったらしい。
ということで、ザレた道をゆっくりと登っていると、下って来た
オジさん2人から「双六まで?」と聞かれて「そうです」と答えると
「この先、ザレの下りがチョコチョコ出てくるから気を付けた方が良いよ」
とアドバイスを頂きお礼を。
15時40分に標高2841メートルの三俣蓮華岳に到着。再び富山県♪
目の前に広がるのは槍ヶ岳を中心として左が“北鎌尾根”そして右が“穂高”
これから尾根歩き♪
下からガスが上がって来ているので写真だけ撮影して先へ
歩いていると雪渓発見♪
雲の隙間からチョコッと見えるのは笠ヶ岳
一人で楽しく尾根歩きをしながら周りの絶景を堪能し写真撮りまくり(笑)
この目の前に雲があるってやっぱりこの標高でないと見れない景色♪
って、時刻は既に17時30分なのだけど、相方さんに時計を渡していたので
時間を知るハズもなく地味に時間が気になりながら歩いてました(苦笑)
稜線を歩きながら時折振り返り2人が歩いているのを確認しながら先へ。
歩いていると“中道稜線分岐”が
三俣山荘で昼食を食べながら決めたルートは双六岳を越えるルート。
しかし、時計を持ってないとは言え、尾根沿いとは言え、双六岳山頂を
これから登って越えて大丈夫なのか?と考え、素直に中道へゴー
中道に入る前に遠くに2人が歩いているのを見つけて、ストックを振って
中道に進む事を知らせて先へ。
後から聞いたら、2人とも時間的にも中道を考えていたらしい。
中道を歩いて少しするとこんなものが
双六山荘の水って結構豊富なのだけど、ここが水源なのか〜。
水源から10分ほど進んだところで稜線上の分岐ではなく、下からの分岐が
一本道なのでひたすら進む。歩くのだけど、意外と山荘が遠い。。。
ちなみに、パスした双六岳山頂は岐阜県。
歩いて着いたのは三俣山荘に行く時に通った巻き道との分岐。
最後は下り。
途中で抜かされた御夫妻が。どうやら、双六岳を通ったらしい。
少し話しをしていると、相方さんたちと三俣蓮華岳と出会ったらしく、
色々と話しながら歩いて18時過ぎ(と思われる)に双六山荘到着♪
思いのほかテン場が空いていて、テントを張る位置を探していると
義妹さん到着♪
整地をしていると相方さん到着。
テントを張ってようやくこの日のお家完成♪
夕食はアルファー化米とFDのカレーとスープ。
ついでに、残っていたシロップ漬けフルーツで寒天造り。
テント泊は8月とは言え、標高があるので結構冷えるのだけど
この日は本当に冷えて結構寒い。。。
相方さんに風邪薬を渡して食後は早々に就寝。
by mie
日記 : 23:05 : comments (x) : trackback (x)