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2020-04-12 Sun
休憩をしていた場所からはこれから歩くルートが見えているけど、
ここからが望んでいた尾根歩き🎶
歩き出しは頑張って登ったことはなかったことにして下から(苦笑)
仙丈ケ岳までの人の多さは何処へやらで一気に人が少なくなってる。
歩き出してすぐに目の前に雷鳥が!
そして広がるお花畑。
多くの人は仙丈ケ岳で引き返すから見ることがないんだろうなぁ〜。
なんて話しながら先へ。
多少のアップダウンがありつつ、大仙丈ケ岳に10時40分頃に到着
よく考えると、歩き出して既に7時間経過してるし。。。
大仙丈ケ岳からの下りはザレの急坂。
転けないように気をつけながら下って先へ。
今日のテン場まではまだまだ遠いのだ。
しばらく歩くと細かなアップダウンはあるけど、下っている。
確かに、今日のテン場は川沿いにあるし標高2000メートルぐらいだけど。
でも、見える稜線が樹林ってどうなの?
私の思う稜線じゃない。。。
しかし、相方さんのペースがいつまで経っても遅いまま。
私はちょこちょこと練り梅舐めたりOS-1飲んだりしていてミネラル補充
しているけど、相方さんってしてなくない?
と思って、相方さんにOS-1を強制的に飲ませたらまさかのガブ飲み!
作っていた分は無くなったので、持っていた水を移し替えて粉を入れて
新しく調整。
どうやら、水分とミネラル不足で熱中症寸前だったらしい。。。
少しペースが復活して次のピークを目指してそろそろかな?
と思っていたら足元に壊れた標識が
ここは『伊那荒倉岳』で標高2519メートル。時刻は14時前。
ここから両俣小屋の分岐となる野呂川越までコースタイムで1時間半程。
でも、本当か?
この歩いているコースは情報が少ないルート。
少し歩くと地図上では水場のある『高望池』に到着。
しかし、真夏は水場が枯れているという情報もあったのでスルー。
ここからがこのルートの本領発揮って感じなのか倒木ラッシュ。
ここまでチョコチョコとありましたが、レベルが違う。。。
完全に障害物競走な感じが。。。
とりあえず、ルートを外さないようにピンクのリボンを見つけながら先へ。
ここはまだ軽くかがむぐらいで通り抜けれた場所
小さな枝はストックで払いながら
ここに至っては完全に木の高さが腰の高さで、ザックを背負ったまま跨ぐと
バランスを崩しそうだったので、ザックを降ろして木を超えてる状態に。
ちなみに、この倒木たちは極々一部で途中で慣れてしまいました。。。
歩いている最中に獣?の気配みたいなのを遠くに感じでストックを叩いたり
大声で話してみたりと色々と頑張り続け、ようやく分岐である野呂川越に。
時刻は既に16時50分過ぎ。
コースタイムの倍近い時間かかっていますけど?
途中で小休止をしているとはいえ。。。
後、標高差300メートルほどを降りれば小屋に到着する。
しかし、既に足の親指の裏には激痛が。
事前に養生をしていたにも関わらず、大仙丈ケ岳の下りで痛みが出始め
この頃には下りで親指に力が入ると激痛が。。。
後は小屋までなので転けないようにゆっくり降りているとトレランの方が
来たので譲ろうとしたら
『ずっと一人で不安だったんです。ご一緒いいですか?』と言われたので
二つ返事で快諾。
お話を聞いていると初アルプスだそうで、良くこんなマニアックなルートを
選んだなぁというのが正直な感想。
30分で着くところ、倒木やら道が崩れたりして45分以上かかって
17時50分頃にようやく両俣小屋に到着。
疲れたので小屋泊をお願いしたら、当たり前ですが怒られました。
実は、入山する数日前に北岳山頂で落雷で事故が。
夏山とはいえ、15時までに小屋に到着するようにするのが暗黙のルール。
叱ってくれるのは相手を心配している証であり、優しさの証。
朝食をお願いして小屋泊させて頂きました。
流石に、午前3時40分から歩き始めて休憩込みで14時間10分の後に
テント設営をする気にはなれませんでした。。。
夕食の時間は過ぎていたので、夕食だけは持っている食料で。
準備をしていると、仙丈ケ岳で声をかけてくれたソロ男性が。
話していると、予定では縦走して北岳へ登る予定だったみたいですが
流石に倒木ラッシュで体力をかなり使ったことや、天気の崩れも鑑みて
お互いにそのまま下山することを選択。
我が家も当初予定では、翌日は野呂川越まで登りかえして間ノ岳と北岳へ
縦走する予定でしたが、足の親指がマメがつぶれたのもあり下山へ。
夕食を食べて少し外で話をして就寝。
長い長い1日でした。
by mie
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2020-04-12 Sun
1ヶ月ぶりに南アルプスマイナールート縦走の続きです。
2日目の8月11日は過去最長のコースタイムのルート。
なので、午前3時前に起床。
早い人たちは起き始めているけど、まだ就寝中のテントも多いので
余り音を立てずに身支度を済ませてテントを撤収して出発準備。
途中で寄り道をしたら山小屋はあるけれど、水が補充できるかは不明なので
普段なら2.5リットルも持っていれば良い方だけど、今回ばかりは
ハイドレーション2.5リットル,500ミリのペットボトル1本,
別の600mlボトルに暑さ対策でOS-1を早々に作っての準備。
途中で食べる用のアルファー化米にも水を入れてセットOK。
午前3時40分に登山口出発。
真夏とはいえ、勿論周囲は真っ暗。
途中までは森林の中で動物がいてもおかしくない状況。
ほとんど電波の入らない小型ラジオの雑音を大音量で流しながら
ヘッデンで足元を照らして、時折、『ザワザワ』と音が聞こえる度に
ハンドライトで周囲をチェック。
これ以上、慎重に歩いたことがないほどに緊張感に包まれた歩き出し。
午前4時半頃に2合目に到着。
この頃には少しずつ明るくなり始め、仙丈ケ岳へ日帰りの人がチラホラ。
この頃から一気に明るくなり始め、人工的な階段と遭遇
これを登って少しすると3合目に5時10分頃に到着して小休止。
更に30分ほど登り続けると4合目に到着
更に登り続けること30分ほどで馬の背ヒュッテとの分岐に到着
時刻は既に6時10分すぎだったので、行動食ではなく朝食タイム。
出発時に水を入れておいたアルファー化米はしっかり食べごろに。
汗もかいているので塩分補給で練り梅ひと舐めも忘れずに。
仙丈ケ岳には馬の背ヒュッテを経由してもいけるけど、今回は直登の
小仙丈ケ岳経由へ。
急登を頑張って登っていき、森林限界を超え7時50分頃に小仙丈ケ岳に到着
メッチャ快晴!
少し進んだら南アルプスの女王と称される『仙丈ケ岳』もハッキリ見える
う〜ん、美しい。
暑くなってきたしイマイチペースが上がらない。
何よりも、相方さんのペースがいつもの感じじゃない。
それでも、稜線に出る最後の登りを登っていると遠目に団体様が。
このペースで歩くと結構狭そうな場所ですれ違いになる気が。。。
だったらここで少し休憩がてら待つ方がザックも大きいし安全かなぁ。
ということで待つことしばしで20名近い団体様とすれ違い。
待ったこともあって仙丈ケ岳に9時40分頃に到着。
山頂は人が多いので、その手前の部分にザックを置いて山頂へ
写真を撮ったらザックを置いた場所まで降りて休憩。
すると、近くで休憩していた高校生?たちがザックから取り出したのは
小ぶりとはいえスイカ!
聞いたところ、山頂で食べたくて頑張ったのだとか。。。
若さって羨ましい〜(笑)
休憩していたら、ソロの男性登山者から話かけられ話していると、
その人もこれから同じルートを歩くとのこと。
小屋での再会を約束してお別れ。
by mie
日記 : 21:43 : comments (x) : trackback (x)