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2020-04-12 Sun
休憩をしていた場所からはこれから歩くルートが見えているけど、
ここからが望んでいた尾根歩き🎶
![](files/IMG_5930.jpg)
歩き出しは頑張って登ったことはなかったことにして下から(苦笑)
仙丈ケ岳までの人の多さは何処へやらで一気に人が少なくなってる。
歩き出してすぐに目の前に雷鳥が!
![](files/IMG_5931.jpg)
そして広がるお花畑。
多くの人は仙丈ケ岳で引き返すから見ることがないんだろうなぁ〜。
なんて話しながら先へ。
多少のアップダウンがありつつ、大仙丈ケ岳に10時40分頃に到着
![](files/IMG_5939.jpg)
よく考えると、歩き出して既に7時間経過してるし。。。
大仙丈ケ岳からの下りはザレの急坂。
転けないように気をつけながら下って先へ。
今日のテン場まではまだまだ遠いのだ。
しばらく歩くと細かなアップダウンはあるけど、下っている。
確かに、今日のテン場は川沿いにあるし標高2000メートルぐらいだけど。
でも、見える稜線が樹林ってどうなの?
![](files/IMG_5949.jpg)
私の思う稜線じゃない。。。
しかし、相方さんのペースがいつまで経っても遅いまま。
私はちょこちょこと練り梅舐めたりOS-1飲んだりしていてミネラル補充
しているけど、相方さんってしてなくない?
と思って、相方さんにOS-1を強制的に飲ませたらまさかのガブ飲み!
作っていた分は無くなったので、持っていた水を移し替えて粉を入れて
新しく調整。
どうやら、水分とミネラル不足で熱中症寸前だったらしい。。。
少しペースが復活して次のピークを目指してそろそろかな?
と思っていたら足元に壊れた標識が
![](files/IMG_5956.jpg)
ここは『伊那荒倉岳』で標高2519メートル。時刻は14時前。
ここから両俣小屋の分岐となる野呂川越までコースタイムで1時間半程。
でも、本当か?
この歩いているコースは情報が少ないルート。
少し歩くと地図上では水場のある『高望池』に到着。
![](files/IMG_5960.jpg)
しかし、真夏は水場が枯れているという情報もあったのでスルー。
ここからがこのルートの本領発揮って感じなのか倒木ラッシュ。
ここまでチョコチョコとありましたが、レベルが違う。。。
完全に障害物競走な感じが。。。
とりあえず、ルートを外さないようにピンクのリボンを見つけながら先へ。
ここはまだ軽くかがむぐらいで通り抜けれた場所
![](files/IMG_5961.jpg)
小さな枝はストックで払いながら
![](files/IMG_5964.jpg)
ここに至っては完全に木の高さが腰の高さで、ザックを背負ったまま跨ぐと
バランスを崩しそうだったので、ザックを降ろして木を超えてる状態に。
![](files/IMG_5969.jpg)
ちなみに、この倒木たちは極々一部で途中で慣れてしまいました。。。
歩いている最中に獣?の気配みたいなのを遠くに感じでストックを叩いたり
大声で話してみたりと色々と頑張り続け、ようやく分岐である野呂川越に。
![](files/IMG_5973.jpg)
時刻は既に16時50分過ぎ。
コースタイムの倍近い時間かかっていますけど?
途中で小休止をしているとはいえ。。。
後、標高差300メートルほどを降りれば小屋に到着する。
しかし、既に足の親指の裏には激痛が。
事前に養生をしていたにも関わらず、大仙丈ケ岳の下りで痛みが出始め
この頃には下りで親指に力が入ると激痛が。。。
後は小屋までなので転けないようにゆっくり降りているとトレランの方が
来たので譲ろうとしたら
『ずっと一人で不安だったんです。ご一緒いいですか?』と言われたので
二つ返事で快諾。
お話を聞いていると初アルプスだそうで、良くこんなマニアックなルートを
選んだなぁというのが正直な感想。
30分で着くところ、倒木やら道が崩れたりして45分以上かかって
17時50分頃にようやく両俣小屋に到着。
疲れたので小屋泊をお願いしたら、当たり前ですが怒られました。
実は、入山する数日前に北岳山頂で落雷で事故が。
夏山とはいえ、15時までに小屋に到着するようにするのが暗黙のルール。
叱ってくれるのは相手を心配している証であり、優しさの証。
朝食をお願いして小屋泊させて頂きました。
流石に、午前3時40分から歩き始めて休憩込みで14時間10分の後に
テント設営をする気にはなれませんでした。。。
夕食の時間は過ぎていたので、夕食だけは持っている食料で。
準備をしていると、仙丈ケ岳で声をかけてくれたソロ男性が。
話していると、予定では縦走して北岳へ登る予定だったみたいですが
流石に倒木ラッシュで体力をかなり使ったことや、天気の崩れも鑑みて
お互いにそのまま下山することを選択。
我が家も当初予定では、翌日は野呂川越まで登りかえして間ノ岳と北岳へ
縦走する予定でしたが、足の親指がマメがつぶれたのもあり下山へ。
夕食を食べて少し外で話をして就寝。
長い長い1日でした。
by mie
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