<< NEXT Main BACK >>
南アルプスマイナールート縦走〜その4〜

そのまま縦走するのならばこの日は野呂川越まで登りかえして、
そこから三峰岳、間ノ岳、北岳へと縦走する予定。
でも、前日の障害物競争のような『仙塩尾根』でもう完全にお腹いっぱい!

小屋で前日到着した時にお願いした朝食を食べながらまったり。


ここの小屋は野呂川の側に立っているので、登山者以外にも釣り人も。
渓流釣りに来ている人も多く、登山者の食事が終わってからの食事らしい。
小屋自体は小さめ。



電波が一切入らないので、定時連絡で稜線上にある北岳山荘と無線連絡が。
そして、小屋の入り口付近には手書きの天気図が


渓流釣りの人は小屋主さんに声をかけて場所が割り当てられるらしく、
入り口の所にはその割り当て表が出されていました。
電波が入らないのを利用して、仕事から解放されたい会社役員の方も
渓流釣りをしたり山に登ったりしてリフレッシュしにくるとか。。。
小屋主の方(女性)もとても素敵な女性でニコニコしている方。

障害物競争の場のような登山道も所々、通れるように切られていたのも
小屋の方が適宜、手入れをしに行ってくれているからだそうです。
南アルプス自体、台風の影響で崩れやすいのである程度の障害物は
致し方がないです。

前夜は疲れてテントを張るのをやめたテン場。

すごく手入れされていて快適そうな場所。
次に来た時はテン場に!

野呂川出合からバスに乗らないといけないので、バスに余裕を持って
乗れるように小屋を出発。
バス停までは林道だけど、所々岩が崩れ落ちてきている場所も。


途中にこんな立て札が

サクサク歩かないとこの時間では小屋には着かないと思うなぁ。。。

途中で見えた昨日歩いた稜線。

多分、大仙丈岳付近かな?

小屋を出てから途中で写真を撮ったりしていたので1時間半で到着

バスを待っているのは、皆さん両俣小屋(テン場)に泊まった人々。
色々と話していると、釣りで来ていた人は10年ほど小屋に泊まっていて
渓流釣り中に2回ほどクマと遭遇しているらしい。
前日歩いた仙塩尾根もクマ目撃情報があるので、遭遇しなくてよかった〜。

バスを乗り継ぎ駐車場まで戻ってきて、余ってしまった日程を相談。
とりあえず、お風呂に入りたかったので道の駅としては寄った事のある
信州蔦木宿へ行き、遅めのお昼を食べて温泉でさっぱり。
で、ここから放浪の旅へ(笑)

by mie
日記 : 14:34 : comments (x) : trackback (x)
南アルプスマイナールート縦走〜その3〜

休憩をしていた場所からはこれから歩くルートが見えているけど、
ここからが望んでいた尾根歩き🎶


歩き出しは頑張って登ったことはなかったことにして下から(苦笑)
仙丈ケ岳までの人の多さは何処へやらで一気に人が少なくなってる。
歩き出してすぐに目の前に雷鳥が!


そして広がるお花畑。
多くの人は仙丈ケ岳で引き返すから見ることがないんだろうなぁ〜。
なんて話しながら先へ。
多少のアップダウンがありつつ、大仙丈ケ岳に10時40分頃に到着

よく考えると、歩き出して既に7時間経過してるし。。。

大仙丈ケ岳からの下りはザレの急坂。
転けないように気をつけながら下って先へ。
今日のテン場まではまだまだ遠いのだ。
しばらく歩くと細かなアップダウンはあるけど、下っている。
確かに、今日のテン場は川沿いにあるし標高2000メートルぐらいだけど。
でも、見える稜線が樹林ってどうなの?

私の思う稜線じゃない。。。

しかし、相方さんのペースがいつまで経っても遅いまま。
私はちょこちょこと練り梅舐めたりOS-1飲んだりしていてミネラル補充
しているけど、相方さんってしてなくない?
と思って、相方さんにOS-1を強制的に飲ませたらまさかのガブ飲み!
作っていた分は無くなったので、持っていた水を移し替えて粉を入れて
新しく調整。
どうやら、水分とミネラル不足で熱中症寸前だったらしい。。。

少しペースが復活して次のピークを目指してそろそろかな?
と思っていたら足元に壊れた標識が

ここは『伊那荒倉岳』で標高2519メートル。時刻は14時前。
ここから両俣小屋の分岐となる野呂川越までコースタイムで1時間半程。
でも、本当か?
この歩いているコースは情報が少ないルート。

少し歩くと地図上では水場のある『高望池』に到着。

しかし、真夏は水場が枯れているという情報もあったのでスルー。

ここからがこのルートの本領発揮って感じなのか倒木ラッシュ。
ここまでチョコチョコとありましたが、レベルが違う。。。
完全に障害物競走な感じが。。。
とりあえず、ルートを外さないようにピンクのリボンを見つけながら先へ。

ここはまだ軽くかがむぐらいで通り抜けれた場所


小さな枝はストックで払いながら


ここに至っては完全に木の高さが腰の高さで、ザックを背負ったまま跨ぐと
バランスを崩しそうだったので、ザックを降ろして木を超えてる状態に。


ちなみに、この倒木たちは極々一部で途中で慣れてしまいました。。。
歩いている最中に獣?の気配みたいなのを遠くに感じでストックを叩いたり
大声で話してみたりと色々と頑張り続け、ようやく分岐である野呂川越に。

時刻は既に16時50分過ぎ。
コースタイムの倍近い時間かかっていますけど?
途中で小休止をしているとはいえ。。。

後、標高差300メートルほどを降りれば小屋に到着する。
しかし、既に足の親指の裏には激痛が。
事前に養生をしていたにも関わらず、大仙丈ケ岳の下りで痛みが出始め
この頃には下りで親指に力が入ると激痛が。。。
後は小屋までなので転けないようにゆっくり降りているとトレランの方が
来たので譲ろうとしたら
『ずっと一人で不安だったんです。ご一緒いいですか?』と言われたので
二つ返事で快諾。
お話を聞いていると初アルプスだそうで、良くこんなマニアックなルートを
選んだなぁというのが正直な感想。

30分で着くところ、倒木やら道が崩れたりして45分以上かかって
17時50分頃にようやく両俣小屋に到着。
疲れたので小屋泊をお願いしたら、当たり前ですが怒られました。
実は、入山する数日前に北岳山頂で落雷で事故が。
夏山とはいえ、15時までに小屋に到着するようにするのが暗黙のルール。

叱ってくれるのは相手を心配している証であり、優しさの証。
朝食をお願いして小屋泊させて頂きました。
流石に、午前3時40分から歩き始めて休憩込みで14時間10分の後に
テント設営をする気にはなれませんでした。。。
夕食の時間は過ぎていたので、夕食だけは持っている食料で。
準備をしていると、仙丈ケ岳で声をかけてくれたソロ男性が。
話していると、予定では縦走して北岳へ登る予定だったみたいですが
流石に倒木ラッシュで体力をかなり使ったことや、天気の崩れも鑑みて
お互いにそのまま下山することを選択。
我が家も当初予定では、翌日は野呂川越まで登りかえして間ノ岳と北岳へ
縦走する予定でしたが、足の親指がマメがつぶれたのもあり下山へ。

夕食を食べて少し外で話をして就寝。
長い長い1日でした。


by mie
日記 : 22:52 : comments (x) : trackback (x)
南アルプスマイナールート縦走〜その2〜

1ヶ月ぶりに南アルプスマイナールート縦走の続きです。

2日目の8月11日は過去最長のコースタイムのルート。
なので、午前3時前に起床。
早い人たちは起き始めているけど、まだ就寝中のテントも多いので
余り音を立てずに身支度を済ませてテントを撤収して出発準備。
途中で寄り道をしたら山小屋はあるけれど、水が補充できるかは不明なので
普段なら2.5リットルも持っていれば良い方だけど、今回ばかりは
ハイドレーション2.5リットル,500ミリのペットボトル1本,
別の600mlボトルに暑さ対策でOS-1を早々に作っての準備。
途中で食べる用のアルファー化米にも水を入れてセットOK。

午前3時40分に登山口出発。

真夏とはいえ、勿論周囲は真っ暗。
途中までは森林の中で動物がいてもおかしくない状況。
ほとんど電波の入らない小型ラジオの雑音を大音量で流しながら
ヘッデンで足元を照らして、時折、『ザワザワ』と音が聞こえる度に
ハンドライトで周囲をチェック。
これ以上、慎重に歩いたことがないほどに緊張感に包まれた歩き出し。

午前4時半頃に2合目に到着。

この頃には少しずつ明るくなり始め、仙丈ケ岳へ日帰りの人がチラホラ。

この頃から一気に明るくなり始め、人工的な階段と遭遇

これを登って少しすると3合目に5時10分頃に到着して小休止。

更に30分ほど登り続けると4合目に到着


更に登り続けること30分ほどで馬の背ヒュッテとの分岐に到着

時刻は既に6時10分すぎだったので、行動食ではなく朝食タイム。
出発時に水を入れておいたアルファー化米はしっかり食べごろに。
汗もかいているので塩分補給で練り梅ひと舐めも忘れずに。

仙丈ケ岳には馬の背ヒュッテを経由してもいけるけど、今回は直登の
小仙丈ケ岳経由へ。
急登を頑張って登っていき、森林限界を超え7時50分頃に小仙丈ケ岳に到着

メッチャ快晴!

少し進んだら南アルプスの女王と称される『仙丈ケ岳』もハッキリ見える

う〜ん、美しい。
暑くなってきたしイマイチペースが上がらない。
何よりも、相方さんのペースがいつもの感じじゃない。

それでも、稜線に出る最後の登りを登っていると遠目に団体様が。

このペースで歩くと結構狭そうな場所ですれ違いになる気が。。。
だったらここで少し休憩がてら待つ方がザックも大きいし安全かなぁ。
ということで待つことしばしで20名近い団体様とすれ違い。

待ったこともあって仙丈ケ岳に9時40分頃に到着。
山頂は人が多いので、その手前の部分にザックを置いて山頂へ

写真を撮ったらザックを置いた場所まで降りて休憩。
すると、近くで休憩していた高校生?たちがザックから取り出したのは
小ぶりとはいえスイカ!
聞いたところ、山頂で食べたくて頑張ったのだとか。。。
若さって羨ましい〜(笑)

休憩していたら、ソロの男性登山者から話かけられ話していると、
その人もこれから同じルートを歩くとのこと。
小屋での再会を約束してお別れ。



by mie
日記 : 21:43 : comments (x) : trackback (x)
南アルプスマイナールート縦走〜その1〜

2019年8月10〜13日で南アルプスマイナールートへ。
前日の夜に出発して車が駐車場がある芦安へ。
仮眠して、翌日(10日)の朝イチのバスで入山する予定が寝坊。
芦安のバス停で30分で待ち、広河原から北沢峠行きのバスに乗り換えも
広河原で更に50分待ち。

そうして9時半にようやく到着した北沢峠


北沢峠から徒歩10分の長衛小屋で受付をして、この日の寝床を設営


標高2000メートル近くあるにも関わらず暑い。。。
普通の登山ならば登り出し時間としてかなり遅い11時に目的の山へ。
樹林の中だけどかなりの急登


樹林帯から出たら岩場の連続

関東圏で某CMで有名になった山だけど、よく本人登ったなぁ
なんて思いながら1時間半で頂上へ。

サントリー南アルプス天然水のCM撮影場所の栗沢山


本当は少し先のアサヨ峰まで行って戻って来る予定が、寝坊したのと
雲がかかり始めていたので栗沢山だけに。
お向かいの甲斐駒ヶ岳にも雲が。
戻る時は同じルートではなく仙水峠経由に


樹林帯の中ではキノコを発見


宿泊予約者以外は敷地にも入らせてもらえない仙水小屋


『水の山、南アルプス』にふさわしく豊富な水が

もちろん、水も冷たくて美味しい〜。

暑さで軽くへばりながらテントに到着。
長衛小屋でアイスクリームを食べてクールダウン。
翌日の早立ちに備えて早々に夕食を済ませて就寝。

by mie
日記 : 16:07 : comments (x) : trackback (x)
東北ユルユル登山~その2~

2日目は朝から曇天。
山頂まで登る予定だったので、予定通りにロビーに集合。
しかし、天気が回復する可能性は予報ではゼロに等しい。
全員で話し合って、山頂へ行くには大雪渓を2ヶ所歩かないとダメで
コンディションの悪さから予定以上に時間がかかる可能性が高いこと。
などから、山頂は諦めて別の登山口から鳥海湖へ行くルートに変更。
秋田在住の山仲間さんが登山口で合流することになり、出発。

駐車場の目の前に登山口が


歩いていると見事なオニユリが


登り口から間もない場所にある展望台


そこからの景色は

本当なら鳥海山の山頂が見えるらしいのだけど。。。

登山道を進んでいくと秋田と山形の県境に


途中で小さな雪渓を越えて鳥海湖に到着

雲がそこそこあるものの、晴れて眺めは抜群
ここから山頂が見えるけど、風が強いみたいでずっと動く雲の中。
一瞬だけ、雲の切れ間から山頂が見えた瞬間に撮影


鳥海湖の上の方は登山道の両サイドにキスゲの花が


また来た道を戻って、途中で道の駅に寄り道をしたりしてこの日の宿へ。
真冬にも講習会で1度来た蔵王山五郎小屋

もちろんのことながら、雪深い3月とは全く違う景色。

夕食を美味しく頂き、部屋で全員でお酒を楽しみ就寝。
翌日は朝から小雨の降る天気。
小屋でノンビリして仙台駅へ。
おススメのお寿司屋さんでランチをして、おススメのバーでお喋りをして解散。

優雅で楽しい3日間でした。

by mie
日記 : 20:13 : comments (x) : trackback (x)
CALENDAR
S M T W T F S
      1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31  
<<  2024 - 05  >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
LINKS
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
DESIGN BY
ゲットネット
LOGIN
USER ID:
PASS:
Mode: ゲストモード
SEARCH BOX