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2019年OMM in 霧ヶ峰~その4~

レース2日目はトップの6時25分〜のスタート。
その為に、前夜寝る前に午前4時で目覚ましをセット。
寒さで眼が覚める度に時計を見ていて繰り返す事数度。
周りのガサガサという音と寒さで目が覚め時間をチェック。
時刻は4時15分!
目覚ましセットしたハズなのに。。。

時間はまだ十分にある!
とりあえず相方さんを起こしてから身仕度開始。

外は寒すぎるので、テントの中で朝食準備。
寒さ対策でハイドレーションに1/3程度水を入れて、残りは沸かしたお湯。
そうしたら、朝一から冷たすぎる水を飲むことが無いし、
スタートまでには適度に飲みやすい温度になっていい感じ。

2年前の失敗から学んで、ハイドレーションの吸い口部分は前夜の内に
吹き戻しておいたので今回は凍らず。

身支度を済ませて少し早いけどスタート位置へ移動。
2日目のスタート位置はキャンプ地から徒歩5分以内の場所。
2日目のスタート地点では午前6時から、前日タイムオーバーしてゴールした
ストレート各コースの人たちが順次繰り上げスタート中。
※ストレートは決められたポイントを順番に回るコース。
参加しているのはスコアと呼ばれる獲得ポイントを競うコース。

この場合は前日の順位関係無しで準備が出来たチームから1分毎にスタート。
そして6時10分からはストレート各コース上位10組のアーリースタート。
これは、各コース1位から順次スタート時間が決められている。
脚力・地図読み能力共に秀でているチームのスタートを見た後は
全コースの6時25分〜スタート組のエリアインをしてスタート。


2日目のスタートライン。
前日のスタートが遅かったチームから2日目は早くスタートするスタイル。

1日目で地図読みを思いっきり間違えたので、2日目は相方さんの意見を優先。
しかし、微妙に向かう方向が間違ってる気がしなくもない。。。
と思いつつも、坂を上った先に見えたのは富士山

他のチームも立ち止まって撮影。

撮影したら坂を下って1つ目のポイントがある付近へ。
しかし、探せど見つからない。。。
なので時間の無駄なので移動。
山の中から出てグライダー滑走場の周辺道路をグルッと回って出た先は
霧ヶ峰インターチェンジ。

そこは車も駐車できる場所で他のチームもそこでトイレ休憩&作戦会議
そこから再び登山道を進んで再びコロボックルヒュッテの方へ。
途中でしっかりとポイントをゲット。

そこから沢渡の方へ。
チェックポイントがあるのは中々な階段状の場所を登った中腹より少し上。
他のチームを見ていると、チェッカーを付けている人が先に登って
バディーは途中で待っている感じ。
さて、我々はどうしようかと迷いつつも、その先のポイントも取るために登る。

ポイントをゲットして登り切った先には蝶々深山という名の山頂


展望がよく開けている場所で、休憩している登山者もチラホラ。
しかし、レースなので休憩することもなく八島湿原の方へ。

いやぁ、ここからが半端なく遠く険しかった。。。
ひたすら降り続けて八島湿原に到着したものの、湿原を楽しむことなく
湿原の端っこにあるポイントをゲットしてそのまま車山の方へ。
ただ、ここの登り口の入口が歩く人が少ないからなのか、わかりにくい。
たまたま、立ち止まり見つけて入れたような状態。

ここからは一つ目のピークまではひたすら登り。
脚力のあるチームにドンドンと抜かされる。
どうにか復活していた股関節の痛みも復活。
しなくても良いのに。。。

登りきって歩くと1つ目のピークのゼブラ山に到着


ポイントがあるのは後2つのピークを過ぎたあたり。
ここからは下りと登りの繰り返し。
ザレの激下りで慎重にダブルストックで降りていると、追い越したチームに
大丈夫ですか?足痛めましたか?と心配までしていただきました。
相手のチームも疲れが出ている頃にも関わらず。。。

どうにかしてピークを全てクリアーして車山乗越に着いた頃にはオーバー。
1日目だけでなく2日目もタイムオーバーに。
最後のイベントセンターまでの下りすら速足どころか普通に歩くのがせいぜい。
ようやくゴールした時には1時間以上オーバーの失格。

それでも、スタッフさんたちに『お疲れさま!』『よく無事に戻ってきてくれた』
と言われるとキツくて辛かったけど、2日間頑張り続けて良かった!
と心から感じました。

ミスも多かったけど、経験からしか得られないモノは大きい。
今回も多くの収穫があったレースでした。


by mie
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2019年OMM in 霧ヶ峰~その3~

どれだけ探しても見つからないのでポイントを諦めるか迷いながら探していると
沢と出会い、それに沿って下るか迷ったけれど、
地形を考えると滝などがある可能性はかなり低いものの、
万が一の可能性を考えて、ポイントを諦め尾根に登り返し。
尾根を進むと再び激下りの場所が。
おかしい。地図上ではなだらかなまま登山道につけるはずなのに。
チェックポイントを探して尾根を登る下りする間に
枝尾根に入ってしまったのか!?

焦ると泥沼にはまるので、落ち着いて歩いてきた尾根を少し戻り、
地図との睨めっこは一旦置いて、主尾根となりそうな尾根探し。
かなり手入れされている尾根を見つけてそれを慎重に降りる事に。

手入れされている=人が定期的に入っている可能性が高い=林道に出れる
という過去、出場したレースで得た経験上の感覚。
かなり降りた場所で再び沢と出会ったものの、この先には登山道とぶつかる。
と踏んで進むと無事に林道に合流して、更に別の林道とも合流。
どこかしらのポイントを回ったチームが合流した林道の後方から走り抜いていく。
とりあえず林道を進んで、ほかのチームを見つけて付いていく事に。
着いた先にはスタッフがいるポイント。
なんで??ここにスタッフがいるの!?

完全に自分たちの位置をロストしていたことを認識。
この時点で時刻は午後3時。
我がチームのゴール期限まで残り1時間強。

選択肢は2つ。
目の前にある尾根にバリエーションで登って、進んだ先にある
登山道に入って、登山道を歩いてから車道をひたすら北上する。
もう一つは、スタッフがいる場所から1キロ強の登山道を進んでから
バリエーションを2キロ以上進んで登山道に合流してから国道に出る。
ただし、進むバリエーションはなだらかな幅広い尾根で難しい。
自分たちの疲れと時刻を考慮して、選んだ選択肢は前者。

尾根に登って歩いてすぐに登山道と合流。
何度か地図にない分岐に戸惑いを感じながら前へ。
ただ過去の経験上、登山道が地図上で敢えて消されている事もあったので
とりあえず、バリエーションに入ることなく林道?登山道?を選択。
歩いても地図上で書かれている大きな2車線道路に出ない。
それどころか北上する林道のハズなのに南下している。

刻々と近づくゴール期限の時刻。
コースクローズまでは3時間半あるけど、遅刻は減点。
陽も短い11月の半ば。
次第に薄暗くなっていく林道。
焦る気持ち。

バリエーションで強行突破するにはリスクがありすぎるので
林道は最終的には車道に繋がるのでそのまま進み続ける。
夕方5時を回るとかなり暗くなり始める。

唯一の救いは雲もなくほぼ満月に近く、気温もそこそこ高く無風であること。
暗くなる前にヘッデンを装着して、休憩する事なく前へ。
この頃には左脚股関節に痛みが。
痛いと言ったところで、電波は入るけど助けを呼べる場所ではないし、
まだ1日目。

なんとしても1 日目のゴール地点であるキャンプ指定地まで行かないと
2日目に繋げられない。
ガサガサという物音にめを向けると、漆黒の森の中に光る眼が。
ヘッデンで照らすとカモシカの姿が。
昼間歩いている時には、クマ用?の罠の檻があったり、
シカを見かけたりしたし。
でも、カモシカに出逢えたのは嬉しかったかな。

ひたすら歩いて、聞こえてきたのは車の音。
進むと漸く林道脱出して車道と合流。
ビーナスラインのかなり下の方辺りなのだろうか?
とりあえず、考えても仕方がないので体力と気力でひたすら登り坂を。
車道なので斜度はきつくないけど、疲れ切った脚には堪える。
限界をむかえはじめた左脚股関節。

本部に連絡してヘルプを頼めば車でピックしてくれるだろうけど、
そこでゲーム終了。
翌日に繋がらない。
最後は気力勝負でどうにか19時10分過ぎにゴールに到着。


スタッフさんからは『よく無事で戻ってきた❗️』と。
結果をみるとマイナス900点。
とりあえず、テン場に着いたので場所を探してお家作り。
テン場の草には霜降りてキラキラしている。
その間に相方は湯を沸かして夕食作り。
夕食は鶏団子と高野豆腐をタンパク源にした味噌鍋。
疲れきった身体に熱々の味噌味が沁みる。
うーん、美味しい。。。

食べ終わって片付けたので、今日の結果を見に掲示板の処へ。
マイナス点のチームが予想外に多い。
見ていた時に近くにいた別のチームの方々とお話し。
何位ですか⁉︎と聞かれたので。素直にビリだと。
ワケを話すと驚かれていました(^^;;
周りにいた人たちに『根性ある〜』とも。

お腹もいっぱいになったし、翌日は6時25分スタートなので
8時半過ぎには就寝。
しかし、足元が寒くて1時間半に1度のペースで眼が覚める状態。

by mie
日記 : 20:27 : comments (x) : trackback (x)
2019年OMM in 霧ヶ峰~その2~

スタートして早々に一旦立ち止まる。
スタートしてしまえば、後は時間は自由に使えるので。
改めて地図を確認して、相方さんと取りに行くポイントを打ち合わせながら確認。

最初の2個は道沿いに歩くと取れるボーナスポイント。
どのチームもほぼ同じのようで、同じ方向へ道を歩いて登り、
1つ目のポイントは簡単にゲット。

絶対にレースでなければ来ない場所だけど、少し先には見事な雲海が。

ここで身体も温まってきたのでアウターを脱いでザックへ。
景色を見渡せば雪化粧の北アルプスの姿が。

周囲を歩いている他のチームの人たちも撮影してました。

そして車山山頂に到着

前に来た時にはリフトで楽々でした。

写真を撮り終えコロボックルヒュッテの方へ。
ここでは雪化粧の穂槍が正面に、方向を変えると八ヶ岳、南アルプス。
と見える景色にテンションが上がっていく~。
コロボックルヒュッテ前でトイレ休憩をしつつ、これからの作戦タイム。
どのチームもやっている事はほぼ同じ。
興味津々だったのは一般のハイキングの人々。

安全牌で守りに入るか、リスク覚悟で攻めに行くか!?
守りに入っても得るものは無い!!
という事で、苦手な鞍部のチェックポイントへ行くことに。
ロードは下りなので小走り。
山肌一面のススキがめっちゃ綺麗で満足しながら、道路を外れて登山道へ。
分岐を左へ曲がりながら先へ。
ここからは大胆且つ慎重に。
取り付きの分岐を見逃さないように。
でも、良い景色過ぎて。。。


周囲にも同じポイントを目指しているチームがチラホラ。
ただ、ゼッケン等を付けてはないので、どのコースにエントリーしているかは不明。
それでも、地図とコンパスと自分の感を信じて突き進む。

似た尾根が3本並んでいるけど、コンパスも合っているので分岐から先へ。
歩きやすい尾根を登りピークらしき部分を超えた先は激下り。
落ち葉が多く敷き詰められている下には時折見える大きめの石。
もちろん、中には浮石も多数。
気を抜いてしまうと確実に怪我をするような尾根。
ある程度まで進んで指定された場所に近い場所を捜索。
探しても見つからない。

そんな状態でも、紅葉には目が留まり撮影


写真を見ているだけでは、ただのハイキング。

実はこの時、道迷いの真っただ中であったのは後でわかったこと(苦笑)


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by mie
日記 : 18:59 : comments (x) : trackback (x)
2019年OMM in 霧ヶ峰~その1~

もう年の瀬なのにまだ去年の中身は続きます。
という事で、去年参加したOMM in 霧ヶ峰
開催されたのは、2019年11月9~10日。

OMMイギリスは発祥で50年以上続いている2日間の山岳マラソンレース。
2人1組で出場して、テントや寝袋,食料など決められた装備を持って、
スタート時に渡される地図に記載されているチェックポイントを巡り、
ルートは自由でコンパスとチームの力量次第で決定する。
1日目のゴールは地図に記載されている場所なので、指定された時刻までに
到着しなければ、オーバータイムに応じて失格やマイナスポイントになる。
そんな楽しくもありハードなレース。
参加するのはこれで3回目。

前日は仕事を休んで準備を整え移動。


レース自体は9~10日だけど、前夜祭として8日の昼頃からイベントスタート


とりあえず、受付を済ませて一旦、前泊の宿へ。
夕食を済ませてから再びイベントセンターへ

夜の方がやはり人が多く活気があり雰囲気がある。
昼間に来た時には寄らなかった福井から出店しているお店に寄ったり。

イベントセンターの屋内に飾られていた盾


各エントリーコースのトップのみが手に出来るもの。
右の般若の絵が描かれた物は前年に行われた奥三河でのもの。
左の女性の絵が描かれた物が今年(2019年)のもの。

宿に戻りお風呂に入って最終パッキング。
夜11時に就寝。

翌朝の本番当日は午前5時半に起床。
身支度を軽く整え朝食へ。
今回はスタートが9時~9時14分なので朝はゆっくり。
ちなみに、スタート時刻はイベント運営をしているサイドで決定されます。
なので、早いチームは8時スタート。

朝食を済ませて部屋に戻り、改めて荷物のパッキング。
水や貴重品などを行動の支障がない場所にキチンと入れて終了。
ザックリ計量すると8.3キロ程度。
まぁ、想定範囲内なので問題なし。

チェックアウトして宿から移動させていざスタート地点へ。
とその前に今後10年間はこの地で開催されることがないので記念撮影。


事前に発表された内容だと、イベントセンターからスタート地点までは
登り150メートル、2キロの距離。
スタート地点までは道があるのでそれに沿って、ひたすら歩いていく。
とその前に、豚コレラ対策で登り口で消毒液で靴を消毒してから。


道沿いには所々に案内表示が


時刻は既にトップのチームがスタートしている8時過ぎ。
前日に購入した防寒着を着ているので顔は寒いけど、寒さは感じず。
でも11月とは言え、そこそこの標高があるので気温は低い証に道端には霜柱

もちろん、軽く踏んでシャリシャリ感を堪能。

スタート地点に到着してしばらくするとスタート時刻に。
スタート枠に入って1分毎にスタートしていく。
枠の最前列に立った時にようやく手に出来る1日目の地図。
1分間の間に地図の中からスタート位置とゴールを見つけ、同時に
近い場所にあるチェックポイントを探す。
恐らく、レース中で最も集中している1分間。
チェッカーを通していざスタート。


by mie
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