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北アルプス常念山脈縦走〜その15〜

午前6時45分頃に燕岳に向けて出発



景色を楽しみながら歩いて10分ほどでイルカ岩に到着


イルカ岩の近くの斜面には高山植物の女王と呼ばれるコマクサの群生が


一度、登山者の踏み荒らしなどで絶滅しかけたのを数年の歳月をかけて
ここまで復活させたそうです。
なので、近くで写真を撮りたいのはわかりますが、美しい景色と自然保護
の観点から自生している付近を踏まないで下さい。
と燕山荘の方がおっしゃっていました。

燕岳は岩だけでなく砂も白くて美しい。
なので、冬場の雪すら砂の上に積もらないので積雪が無いんだとか



出発から30分ほどでメガネ岩に到着



どうにかしてメガネ岩の隙間から槍さまを撮影したいと頑張ったけど
角度的にムリだったので断念。。。

山頂に向かっていると高山植物がいたるところに







数少ない名前を覚えているトリカブト

紅葉前のななかまどの実

一部紅葉が始まっているななかまどの実


高山植物を至る所で見つけながら7時30分頃に燕岳山頂に到着♪



by mie
日記 : 21:28 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その14〜

最終日は燕岳に登った後は降りるだけなのでゆっくり。
とはいえ、やはり御来光は見ないと!ということで4時半には起きて外へ。

太陽が顔を出す前の4時50分


前日、昼食を食べた大天荘の方を見ると不思議な空の色が


日の出時刻が近づくにつれて色が変わっていく。


日の出直前の槍は赤く染まっていました


日の出時刻の5時01分には雲の隙間から御来光が


燕岳の方を見ると御来光を燕岳山頂で迎えた人たちが


太陽を受けて輝く槍穂


前日歩いた大天荘からの道のりも赤く染まって美しかったです


良い感じで写真も撮れたので小屋に入ると5時からの朝食の席に余裕が。
燕山荘では朝食は3回に分かれていて、満席だと次回に回されるスタイル。
なので、良い感じにサクッと席に案内されて5時15分から朝食タイム♪


美味しく完食して布団の元へ。
二度寝ではなく、パッキングをするためにです。
少し寒かったので、半ズボンにしていたズボンを長ズボンに変化。
上は半袖の上に少し中厚手のトレッキングシャツ。
パッキングを終えて荷物を持って移動。
自己責任で荷物を小屋に置いておけるので、指定された位置に。
シャツにカメラと飴程度を入れて燕岳へ出発♪

by mie
日記 : 23:00 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その13〜

入り口で泊まりの手続きをして部屋に案内してもらったのは良いけど、
この日一番の急登が館内にありました。。。
食堂などがある本館と後から建てられて綺麗な新館が。
案内されたのは新館で嬉しいけど、階段が急で疲れている身体にはキツい!
それでも、5人の布団がある場所に3人で寝れたからラッキー♪

荷物を置いてサポートタイツを脱いでお着替えタイム。
ようやくスッキリ。
少し休憩をして燕山荘に泊まってしたかったことをするために本館へ。
夕食は一番最後の19時からの回だったので出来ることですが。。。
ということで、着いたのはティールーム。
普通は夕食前ぐらいからは使わせてもらえない小屋が多いのですが、
ここは別になっているので、17時からの1回目の夕食が始まる時でも
仕切りがあるのでティタイム♪

頼んだのはリンゴのシブーストとコーヒー。

もちろん、セルフサービスです。
机の上にはメニュー表が



下界(笑)で喫茶店などで食べるぐらいのお値段で味も美味しい。
建物の外にあるベンチでは美味しそうにお酒を飲んでいるカップルが。
気持ちは良くわかります!
飲めるのなら飲みたいもの私だって。下戸だからムリだけど。。。
楽しそうだよね♪なんて話しているとそのカップルと目が合って
笑い合ってしまいました。

相方さんがメニューを見ながら気になったという苺ミルクも注文。

アイスミルクに苺シャーベットが入っていて、崩しながら食べるという形。
30分以上ティールームでまったりしてグッズを見ていると
先ほどの飲んでいたカップルが。
お互いにあっ!って感じだったので「楽しそうでついみてしまいました」と
声をかけると「楽しく美味しかったですよ^^」って返事されました♪

下界で飲むお酒をあれだけ楽しそうに美味しそうに飲める時って
どれだけあるんでしょうかね?
そう考えると頑張って登って、景色を見ながら楽しく飲むって最高ですね。

先に布団に戻っていた相方さんの声が部屋に上がる前に聞こえる。
また誰かと話しているのかな?と義妹さんと喋りながら戻ると
なんとお喋りしていた相手は前日に常念岳の下りで予定変更をして
同じく常念小屋に泊まると言っていたカップルが前の布団に!

一期一会なことが多い山でまさかの再会でした^^
色々と情報交換をして楽しくお喋り。
ふと小屋の窓から外を見ると薄いながら滝雲が


食事までの小1時間ほどお喋りして18時45分頃に食堂へ。
回ごとに並んだ順に案内され、案内は19時から。
順番に席に案内されて夕食開始。
前日の常念小屋に続いてハンバーグ

でも、切って食べるとチーズ入り♪


食事があらかた終わった頃に小屋のオーナーさんがホルンの生演奏。
そして色々なお話が。
空いていたら食後に演奏されるそうなのですが、この日は多かったので
各食事の回毎に演奏されていました。

食事が終わった後はティータイムの後にある程度決めていたグッズ購入。
布団に戻ると20時前だったので既に寝ている人たちもチラホラ。
翌日は出発がゆっくりなのでパッキングは翌日にして睡眠。

ふと目が醒めて時間を見ると22時過ぎ。
窓の外を見ると雲はあるのものの星が。
相方さんと義妹さんを起こして温かい格好をしてゴソゴソと外へ。
ちなみに、小屋に着いた16時10分の外気温は11度程度。
流石に星は映らないのでシッカリ目に焼き付けて。
と思っていると、ペルセウス座流星群のピーク前だったけど流れ星が。
残念ながらミルキーウエイ(天の川)は見れず。。。

寒くなったので布団に戻って再び睡眠。


by mie
日記 : 22:41 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その12〜

喜作レリーフからの道はしばらくはザレた感じの稜線歩き。
高山植物の代表とでも言うべき存在なのでしょうか?なコマクサ


燕岳にはイルカ岩やメガネ岩があるけど、これはさしずめアヒル岩かな(笑)


ザレているけど歩き易い道の後は大下りの頭までひたすら登り。
しかも、樹林帯の中だけど道幅が狭く、よくみたら草木で隠れているけど
落ちているような状態。
でも、そういうところに高山植物がチラホラ





樹林帯を過ぎたら再びザレた道の登りで、植物の生え方で
風が一方からのみ強く吹くのがよくわかる。

ちなみに、ザックについているキャラクターはリトルグリンメンです。
同じザックを持っている方が多いので自己主張も兼ねて付けてます^^

14時10分にようやく大下り(標高2660メートル)に到着

途中で休憩しているので2時間程度で着けて良かったかな。

燕山荘まではここからコースタイムで1時間20分。

だけど、ここで軽く休憩。
まだ燕岳まで3キロか。。。
ガスっていて立ち止まると肌寒い。。。でも、歩くと良い気温。

ザレているものの道自体は歩き易いので、ガスっているし天気も
イマイチ良くないのでサクサクと進み14時50分頃に

蛙岩(標高2684メートル)に到着。
これ「かえるいわ」ではなく、「げえろいわ」と呼びます。
まだ燕山荘まで1.2キロですか。。。

どれがそうなのかがよくわからないけど、おそらくコレか?ということで


この近くには両手を伸ばすとぶつかるほどの幅の岩の道が

アップはしていませんが、途中で写真を撮りまくっています。

残り1.2キロですが遠い!

ハイマツ帯の中をガスワンダーな感じでしょうか。。。
途中はこんな道も


燕山荘まで後少しなトコロで鳥の鳴き声が。
見ると雷鳥ではない鳥が

高山帯に生息しているホシガラスかな?

燕山荘がハッキリ見えている場所で茶色くモコモコしたものが

今年も会えました♪雷鳥の親子。
去年、立山で見たよりも子はかなり大きかったですが。。。
ちなみに、この子は子どもです。


そんな感じで燕山荘が見えているにもかかわらず写真を撮っていたので
燕山荘(標高2712メートル)に到着したのは16時10分でした。

by mie
日記 : 21:51 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その11〜

お昼も食べて休憩して復活したので燕岳へ向けて11時25分に出発。


歩き始めは下りからだけど、大概な下りでザレているので慎重に。
でも、岩の隙間には花が


まだ下っている途中だけど、これから歩いて行く道が前に
今日のゴール地点はまだまだ先です。


歩き出して30分ほどで槍さまと燕との分岐に到着。


道が悪いところはキチンと整備されているけど、やっぱり若干不安


そんな道を登ったり下ったりして大天荘から歩く事50分後の
12時10分頃に喜作レリーフ(標高2680メートル)に到着。
コースタイムは20分程度を写真を撮ったりすれ違ったりしてノンビリで
かなりオーバーした感じでしょうか。


この小林喜作さんが中房温泉から槍さままで1〜2日で行けるルートを
作ったんです。なのでこのレリーフが。
ちなみに、ここから常念岳まで7キロ、燕岳まで6キロという表示が。
朝から歩いて来た距離とほぼ同じ距離をまだ歩かないと着かない。
というまぎれも無い現実が。。。

大天荘から燕への道の最大難所?はこの喜作レリーフのところ。
なぜなら、唯一の鎖場があるんです。

ただ、鎖はシッカリ固定されている丈夫なものでホールドもスタンスも
しっかりあるので普通にクリア出来ます。

写真の左端に映っている方が降りてくるまで登るのを待っていたのですが、
頭にはタオルを巻いて腰にカナビラでペットボトル1本を。
足下はまさかの長靴!
疲れた雰囲気も無かったので小屋の方かと思ったら、登山客との返答が。
大天荘に荷物を置いて燕まで往復されているのだとか。
翌日には槍さまに登ると言ってました。
長靴で危なくないのか尋ねると、出来ないのはキックステップだけで
靴に足をあわせているから大丈夫。との返答が。

素人ではなく完全に玄人な登山者でした。

by mie
日記 : 20:29 : comments (x) : trackback (x)
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