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夏の北アルプス縦走〜その4〜

3日目の8月10日はようやく晴天!
α化米のおにぎりにお水を入れて途中で朝食を取ることにして
軽く行動食を食べて午前5時40分過ぎ出発♪
昨日お喋りしたおじさんが『道が滑り易いから気をつけて』と
言っていたので気を付けながら進んでいると確かに所々滑り易い。
しかも、前日までの雨で水たまりが出来ているので気を付けながら。
この日の最初は木道で水平からゆるい登りの道。


ゆるい登りからある程度の登りになり午前6時半頃にこの日最初のピーク
鳶山に到着。


ここで荷物を置いて朝食タイム。
この先のルートもクリアに見えるし♪


しかし、近そうに見えて結構アップダウンがありそうな感じ?
次のピークまでは2時間以上と言われたけど、この時には
『近いしそんなワケないでしょ〜(笑)』と思っていたのを反省。

20分ほどまったりして山行再開。
ルートから見ても気付いていたけどまずは下りから。
アップダウンを繰り返しとはいえ、時折歩きやすい場所も


ピークの手前はトドメと言わんばかりのガッツリした登りが。
15キロのザックを背負って歩き続け午前9時半頃に越中沢岳に到着。


頑張ってきたのでまだまだ先は長いけど小休憩。
前日の雨の為にカメラのレンズに水が入って曇ってしまったけど

書いてある言葉は
『近くて遠いはスゴの小屋 アップダウンが続くよ!』
まさしくその通りでした。。。
ココももちろん歩き出しは下りから

ここからひたすら登ったと思ったら下るの繰り返し。
歩いても歩いても着かない次の目標地点である『スゴの頭』

途中の道は岩場の急勾配の下り

ザックが大きいので慎重に。

時にはこんな大きな岩の側を通り抜けたり

まるで大砲みたい!
ルートはちゃんとあるのですが、下から見上げると本当にルートある?
って思ってしまいます(苦笑)

大砲のような岩を通り抜けた後も気をつけないと印を見落としそうな
場所も


いくつアップダウンを繰り返せば良いのか。。。
と少し平坦になっている所になにやら標識みたいなのが倒れてる!
ようやく『スゴの頭』に着いたのか?!と近づいてガッカリ。。。

あっ、まだでしたか。。。
時刻は既に昼12時直前。
かれこれ休憩を挟みながらだけど6時間半経過。

ショックを受けても始まらないので先に進みます。
相も変わらずアップダウンが続くけど、強敵出没!
背丈ほどある岩場を鎖もなく下りろと?!

写真はまだ小さい岩の場所。
大きな岩の所は狭かったので安全優先で写真は断念。
ここからは大きな岩とハイマツの間を進んで行きます。


ようやく広い広場みたいな場所に到着。
ここにも標識が

いつの間にか『スゴの頭』を通り越して『スゴ乗越』に到着。
時刻は午後14時20分頃。
お昼はスゴ乗越小屋での限定カレー♪なんて言ってたけど無かった事に。

残すは小屋までの登りのみ!
行動食を食べて少し休憩して体力回復したので地道に登って行きます。
樹林を抜けたと思ったら急勾配の砂地。
見ると、上の方に木がありそこからロープが垂れてる。
それを頼りに登れってことか?
しかし、先行者が使ったロープを適当に投げた為に手が届かない。。。
ストックを使って引き寄せてどうにかロープを確保。
一応、切れないか抜けないかを引っ張ってみてから登り始め。

使ったロープは後方から来る人が使い易い位置に投げておいて。
これを抜けるとテン場に到着。
小屋はそこから少し先。
そうして15時半頃に小屋に到着。


一足先に行って受付を済ませてくれていた義妹さんと合流して
この日の寝床に。
2階の空いている所をご自由にだそうなので二段になっている下段に。
既に到着されている方々と話していると、前日の五色ヶ原山荘でみかけた
御夫妻や途中の休憩で何度か御一緒した御夫妻だったり。
ほぼ同じペースで歩いていた方々ばかり。


by mie
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夏の北アルプス縦走〜その3〜

鬼岳雪渓を越えた後に待ち構えていたのは垂直に近い鉄はしご。
雨で濡れて滑り易くなってるし背中には15キロのザック。
なので慎重に。
アップダウンを繰り返して午前9時50分頃に獅子岳に到着。


ここの付近は歩き易い感じで晴れてたらお花畑感があるんだろうけど。。。


この日スタートして既に5時間。
雨が降っているので休憩をすることなく行動食だけで進み続ける。
でもいい加減お腹空いた〜!

この日最大の下りのザラ峠に。


ここの手前で小学生の男の子とお父さんに遭遇。
これから私たちが進むルートを逆走してきたのだとか。
風が強くて飛ばされそうになったということで気を付けて。
と思ったのもつかの間、下りを歩き出して足を滑らせ転倒。。。
いい加減疲れてますね(^^;;
時折、吹いてくる強い風に煽られないようにしながら
九十九折りの雨のお陰でザレていない下りをひたすら下る。

下り終えてほぼ平坦になって木道を歩いていると分岐が。
足元にはわかりにくけど道標が


テン泊装備の方もとりあえずは五色ヶ原山荘へ。
義妹さんが先に行って受付をしてくれているので山荘へ。
本当なら予約が必要らしいけど、予約なしでも個室に。

上がる前に上がり口で置いてあるタオルで濡れたザックとかを拭く。
そして、びしょ濡れのレインウエアを持ってとりあえず乾燥室へ。
部屋で着替えて着ていたものもザックも乾燥室へ。
本当ならザックは乾燥室に入れてはダメらしいけど、人が少ないので
小屋の方が笑いながら見逃してくれました^^

小屋の方と話しながら、鬼岳雪渓のトレースがなかったこと、
数メートルほど滑落したことを伝えると驚いていました。
五色ヶ原山荘のスタッフさんが雪切りなどを週1回ペースでしていると。
数日前に行った時は、亀裂もなく鉄ハシゴも雪に埋もれてなかったと。
まさか数日でそこまで融雪が進むとは想定外だったようです。

と、お腹が空いたのでとりあえず食べ損ねていた朝ご飯のお弁当を。

既に時刻は14時50分頃。
美味しく完食♪

部屋に戻ってゴロゴロしていると外が晴れ始めてる!
ということで写真を撮りに外へ。
これが五色ヶ原山荘の外装


入口付近の看板


向こうに見えるのは雄山かなぁ?


と思いアップにしてみると立山雄山の神社の建物が


別方向をみるとチラリと見えるのは槍さま♪


ようやく見て見たかった五色ヶ原の美しい姿が



翌日の朝も早いので昼15時頃にお昼を食べたばかりだけど、
夕食の準備。
建物に入ってスグ横に自炊場が。
食べるのは、畳敷きでテーブルがある場所でマッタリ。
2日目の夕食は17時50分頃。

天野フーズのフリーズドライの丼の素で親子丼と
おかずになる具沢山味噌汁,ベーコンとキャベツの炒め物

食べているとソロで登って来ているオジさんに声をかけられお喋り。
逆ルートから歩いて来ているらしく情報交換をしつつ、
色々なことを喋っていると、元々同じ市に住んでいた方。
凄まじくローカルな話題で盛り上がり。
泊まりで縦走していると色々な方と出会えて楽しいのです。

1時間近くおしゃべりして翌朝が早いので撤収。
乾燥室に入れて置いたザックや靴もどうにか乾いたので回収して荷造り。
寝る前に食堂で水を頂き、午後8時過ぎに就寝。

by mie
日記 : 22:37 : comments (x) : trackback (x)
夏の北アルプス縦走〜その2〜

8月の内容途中で年越ししてしまったので年末年始の挨拶は割愛。

山行2日目の8月9日は午前3時前に起床。
前日お願いしたお弁当は途中で食べることにして身支度。
外を見るとまだ雨が降って風も少々キツそうな感じ。
一応、予報では午前9時頃には晴れるハズなのだけど。。。
雨脚がかなり弱まった午前4時25分頃出発。
先ずは浄土山へ。
歩いていると雷鳥が決して良いとは言えない視界の中で先導♪


スタートして35分ほどで浄土山登山口に到着。

ほぼ平坦とはいえ、滑らないように気を付けながら進んで行きます。

雪渓を越えるとひたすら登り。
結構な勾配で。。。
登り続けていると大きな岩に応援メッセージが。

読みづらいけど“ファイト”と書いていました。

ここから少し?登るとひらけた場所に。
とはいえ、浄土山山頂はもう少し先。
景色は浄土っぽかったですが。。。


浄土山には北峰と南峰があり、目指すは富山大学立山研究所の
建物がある南峰。
景色が見えないので、一旦展望台方面?に歩いて違うことに気付いて
分岐を別の方向へ。
午前6時45分頃、浄土山南峰に到着。


山頂を示しているのはコレだけで、このプレートもこの道標の一部


当初予定ではココ付近で雨が上がっていて朝食♪
だったハズだけどお天気はシトシト雨。
なので行動食を食べて写真を撮影してこの日の宿泊地の五色ヶ原へ。
ここからは一旦下り。
普段は下れると嬉しいのだけど、雨の日は滑り易いのでコケないように。

そばに龍王岳があって登れるのだけど、雨なのでそのままスルー。
浄土山南峰からアップダウンを繰り返して約1時間後に鬼岳東面に到着。


確か、ココって室堂の注意喚起の中に滑落した人がいるという場所。
見てみると確かに急勾配な雪渓

しかも、途中にクレバスなのかシュルンドらしき状態が見える。
これを下るってマジか〜!
と嘆いていても進めないので実践初軽アイゼン装着。
アイゼン付けて少々岩場と鉄ハシゴ下り。

しかも、ハシゴと雪渓の間にもシュルンドありますけど〜!
立つと予想以上に勾配がある。
慎重に下っていると、アイゼンが刺さり切らずまさかの滑落。
誰がって私がです。
このまま行くと真ん中にあるクレバスに入る!と思い、
ザックの重量と怪我を覚悟で斜面にアイゼンとストックが刺さるように
滑落しながら体勢を変えて数メートルの滑落でストップ。
あぁ〜怖かった〜。。。
よくかすり傷一つなく止まれたこと。

危ないのでペイントがなかったけど、ある程度岩場を下ることに。
岩場を下った先に広がっているのも雪渓なんですが、こちらの方がマシ。
どうにかして雪渓を越えて少し岩場を歩くと再び雪渓。
こちらはルートらしきものがある

しかも、ほぼ平坦。

これを越えた辺りで行く先から来る登山者が。
この先の雪渓の状況を伝えて下から廻る方が良いことを説明。
ここから先は雪渓は無いのでアイゼンを外して収納。

この日の難所は鬼岳の雪渓だけではなかった。。。

by mie
日記 : 22:35 : comments (x) : trackback (x)
夏の北アルプス縦走~その1~

後25時間ほどで2017年が終わろうかというのに、ようやく夏の北アルプスです。
行ったのは8月7日~13日。
今年は立山室堂~折立&白山。
というチョッと?変則的な組み方。
皆さまに言われましたよ。立山と白山って方向違わない?と。
えぇ、違います。
でも、今年はどうしても白山に登拝したかったんです。
だって、開山1300年の記念イヤーに近くまで行って登らないとかないし。

台風の動きが気になりつつも8月7日の深夜0時頃、雨が小降りになった時に
相方さんと義妹さんのおなじみ3人で出発。
考えたら、今年3人での山行って初めてな気がする~。

出発前から既に波乱含みの今回の山行。
車に荷物を積み込んで出発する段になって相方さんが「ヘッデンが無い!」
との一言で3人で相方さんの荷物を出したけど見つからない。
家の中を見たけど見つからない。。。
しかし、今回の山行は1日の工程が長いのでヘッデンはかなり重要。
ということで室堂に行く前に登山用品を扱っているショップに早朝寄ることに。
気を取り直して出発。

台風というものの、雨はほとんど降っておらず途中休憩しつつ順調に進み
前回立ち寄った有磯海SAで早いけど朝食。


ネットで見ているとどうやら台風は北アルプスにぶつかって2つに分裂。
・・・台風なら北アルプス超えてよ!
という心のみんなのツッコミがありつつ、8日は室堂宿泊決定。
相方さんが宿に電話すると大丈夫との返事があり、とりあえず富山の好日山荘の
開店時間まで調整して有磯海で少しゆっくりと休憩。

オープンと同時に入店して無事に購入して大雨が降る中、立山駅の駐車場へ。
流石に暴風雨の中、荷物を降ろせないので少し待機。
弱まったのを見計らって荷物を降ろして駅へ。


13時発のケーブルの切符を購入してケーブルに。
このケーブルに初めて乗ったのは3年ほど前で登山を始めた年だった。


ケーブルとバスを乗り継いで室堂に到着♪
でも、ほとんど人が居ないんですけど~。
とりあえず、室堂に着いて建物の中に入ると、登山に関する掲示が。

予定のルート上で滑落が起きてる。。。
気を引き締めて進まないと。

なんて思いながら見ていると、室堂の方に声をかけられ登山届を出すように。
と言われたので「ネットで出しました」と答えるとまさかの富山県警は含まれてない。
との衝撃発言で急いで登山届を記入。

ザックにはカバーをかけてレインウエアをしっかり着て徒歩15分の室堂山荘へ。




3年前は歩き始めて直ぐに雨が降り出してここの山荘の軒先で雨宿りしたなぁ~。
なんて感慨にふけることなく15分で3人とも濡れ鼠に。
お客さんも多くなかったのでゆったりと乾燥室を使わせて頂きました^^
しかも、有難いことに広めの個室を使わせて頂けることに。
清潔感もしっかりあって手入れされていていい感じです。

今回もテン泊なので素泊まり自炊。
この日の夕食はリゾット。
A社の鍋キューブを溶かしたスープにα化米のピラフを戻したものを投入。
そこにキャベツ,ベーコンを入れて伊勢丹でおすすめされたチーズを入れて完成。
思った以上に美味しい仕上がりに3人とも大満足♪
おかず?は燻製のウズラ卵やめざしなどなど。
翌日の行動食の一部として今年もフルーツ寒天作り。
小屋の方のご厚意で流しを使わせて頂き、鍋も食器類も綺麗な状態に。

翌日の朝のお弁当をお願いして、部屋でリパッキング。
すると、相方さんが「テントポール忘れた!」の声が!
本人もだけど、聞いた我々2人は唖然として冷ややかな視線を。
ということで、今回の山行はテン泊装備を持って小屋の素泊まり自炊に決定。

責めてもどうしようもないし、前日はほとんど寝ていないので早々に就寝。

by mie
日記 : 22:25 : comments (x) : trackback (x)
3度目の挑戦、鹿島槍へ〜その6〜

休暇村を出発してしばらく走って寄り道したのは道の駅“風穴の里”
前回宿泊した翌日に休暇村で食べたお味噌汁が美味しくて
使われているお味噌を尋ねたら、休暇村で売っている味噌だと伺ったものの
売っているのは2キロの樽入のみ。
流石に多いすぎると諦めて寄った道の駅で500g入りが売っていました。
今回もそのお味噌を求めて道の駅へ。
前回(2〜3年前)と同じく500gと1キロが売られていたので
今回も500g入りを購入♪

この後はスイカを求めて波田(はた)へ。
ネットで調べるとスイカの共選場で購入出来るとあったので寄り道。


丸々と大きなスイカが安い!


でも、甘いかどうかは食べてみないと分からない!
ということで試食用で置かれていたスイカを遠慮なく頂きます^^


水分ももちろんたっぷりだけど、なによりも甘い!
ということで、我が実家ように1玉郵送を依頼。
もちろん、送るだけでなく我が家でも食べたい!
でも、1玉は大き過ぎる!
それは一緒に行った義妹さんもKさんも同じ考え。
ダメ元で1玉を4等分して欲しいというと快く快諾してくれました。
どのスイカにするかを話し合っていたら、
“一番大きなサイズだけど中に所々空洞があるのが味は同じで安いよ”
と教えて頂きそれを。
切ってもらい丁寧にラップにキチンと包んでいただきました^^

色々と話しを聞いていると、農家さんが収穫したスイカを持ってきて
全てセンサーに通して空洞の有無や糖度を測定しているそうです。
ここでは糖度が一定値以上のものだけを発売しているらしく、
それより下のものはスーパーなどに流通して数倍の値段になるのだとか。

美味しいスイカを頂いた後は、美味しいおそばを食べに。
このお店も去年立ち寄ったお店“更科”。


注文したのは天ぷら付きの四色そば。

田舎そば(玄そばの挽きぐるみ)
せいろそば(玄そばの硬いからを取り除いて挽いた粉)
さらしなそば(そばの実の芯部の粉)
十割そば
の4種類が盛られていました。

美味しく頂いた後はノンビリと途中でSAに寄り道しつつ帰宅。
今回も鹿島槍山頂に登れなかったけど、来年こそは!


by mie
日記 : 16:24 : comments (x) : trackback (x)
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