<< NEXT Main BACK >>
北アルプス常念山脈縦走〜その9〜

常念小屋でしっかり睡眠を取った翌日は早々の4時過ぎに起床して
4時半に朝食。

当初は御来光を見てからと思っていたのだけど、小屋の方曰く、
「多くのお客さまが御来光を見てから朝食を食べるので5時頃は混む」
ということだったので早々に朝食。
焼き魚と椎茸入りの卵焼きとがんもを炊いたんなど。
美味しかったです^^

早々に朝食を食べてそのまま御来光を見るために小屋の外に。
午前5時前に雲海の中から御来光


そして、太陽を浴びてる槍さま


これから登る道


そういえば小屋を撮っていなかったので


ちなみに、小屋を入った所にこんなポスターが

普通に見たら高いと思うかもしれないですが、燃料や食糧などは全て
ヘリで荷揚げされているのでそれを考えると高くないです。

その後、部屋に戻って準備を整えていざ出発。
6時前の小屋入り口にあった温度計は

15度を示していました。ここの標高は2450メートル程です。

そんな気温の中、半袖姿でこの日の山行スタート。
歩き始めは少し寒い程度で丁度良い感じ。
少し歩いて振り返ると、先ほどまで居た常念小屋と昨日降りて来た下り


樹林とハイマツが入り交じった感じの登りをノンビリと30分ほど歩いて
ひらけた場所からはこれぞ北アルプスパノラマビュー!な2日前から
ずっと見ている景色が。
不思議なことに見飽きないんですよ。


登りがほぼ終わって軽い岩稜帯とザレた道の尾根歩き。
その頃遠くに見えたのは雲と思うにはムリのある雲のような

感じ的には去年9月に噴火した御嶽山かな。
私たちもギリギリまで悩んだ山で運良く噴火した日に谷川岳に登って
命拾いした色々と考えさせられた山です。

ゆっくり歩き始めて小1時間ほどで常念小屋への道標発見


by mie
日記 : 22:37 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その8〜

山頂から少しだけ降りた所で休憩。
新潟の高校の山岳部の子たちも同じく休憩中。
休憩して常念小屋までの下り。
最初は緩やかな感じ。


疲れているのでゆっくりと降りて三股へ通じる前常念を経ての分岐に
12時45分到着。


そこを過ぎてようやく下の方にチラリと見えた常念小屋


山頂直下の緩やかさは何処へ?って感じで結構な下り。
しかも、岩場。ルートはあるものの歩いていると途中でわからなくなる。
ここで、義妹さんに先に降りてもらって小屋へ泊まりの依頼へ。
相方さんと私は休憩しながら降りて、泊まる予定だった大天荘へ
キャンセルの電話。
そのころ、下りの途中で1組のカップルと遭遇。
同じく大天荘まで行く予定を疲れたので常念小屋泊まりに変更する。
という同じ行動をするカップルでした。

途中で休憩していると、先ほど山頂直下で見かけた山岳部の子たちが。
「山頂に居たよね?頑張ってね」って声をかけると、
元気に返事してくれました。荷物は1人当たり15キロなんだそうです。
相方さんが荷物を大半もってくれてることを話していると、最後尾にいた
先生が「荷物もってバルトロ買ってもらえるなら喜んでやりますよ(笑)」
という楽しいお喋りをしつつお別れ。

その後、下っているとこれから山頂を目指す団体さんの一部とすれ違い。
遅れて来ていたおばさま2人に山頂までの距離と状態を聞かれたので
けっこう大変なことを伝えると、
「晩御飯が17時半からだからそれまでに戻らないとダメだし、
疲れたから止めるわ。」
との返事が。
後から知ったことですが、燕山荘から縦走してきて早く小屋について
希望するメンバーだけで山頂を目指していたみたいです。

他にも、70歳の記念で久しぶりに常念に登って来たというご夫婦とも
出会いお喋り。

ノンビリ降りてきたので、常念小屋に到着したのは15時20分頃。
夕食までは少し早いし、お茶がしたかったので、荷物をまず置くことに。
ここの小屋は7人の相部屋でした。
私と同年代ぐらいのご夫婦とベテランな感じのご夫婦との相部屋。

着替えてからおやつ(別名、行動食)とお茶セットを持って外のテーブルへ。
1人で居られたおじさんと相席。
それぞれ選んだ飲み物を飲みつつお喋りしていると、おじさんも会話に。
色々な話を聞かせてもらい、疲れてしんどくても絶対に立ち止まってはダメ。
半歩でもいいから前に進まないと。立ち止まると動けなくなるから。
との助言が。
確かに、止まると次の一歩を出すのがシンドイんですよ。

1時間ほどお茶をしつつおしゃべりをして小屋の中へ。
ちなみに、下って来た道がコレ

遠くから見たらルートがあるのに、歩いているとわからなくなるのが不思議。

そして、本当はこの日登る予定だったけど、明日の朝になった登り。


小屋の前の広場には


結構、一の沢から登ってくる人や、一の沢から下る人が多いのだとか。


部屋に戻って同室のベテランご夫婦と話をしていると食事の呼び出しが。
時間を変更してもらったらしい秋田の団体様も同じ時間でした。

食事は、ご飯はおひつが。味噌汁は鍋が置かれていて自分でよそうスタイル。
お茶もポットが置かれていました。
で、肝心の晩御飯は


味噌汁は少し濃いめだけど、疲れた身体には良い濃さ。
ハンバーグは手捏ね風でファミレスよりも遥かに美味しい♪
そして、一緒についているのはこんにゃくゼリー

ORIHIROさんのでしたが、美味しかったです^^

お腹もいっぱいになったら小屋の外に出て夕焼けを
穂槍の方は雲が多かったけど、綺麗でした。
夕日を浴びて(18時20分)


まもなく槍さまの横で太陽が沈みそう(18時25分)

ちなみに、この日の日の入は18時46分頃でした。

部屋に戻って再びベテランご夫婦とお喋りタイム。
合戦尾根のスイカの産地と名物である事を教えてもらい、オススメ温泉も
教えてもらいました^^

この日はノンビリと19時半頃に就寝。
長い1日でした。

by mie
日記 : 23:00 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その7〜

軽めの朝食を済ませて午前7時に行動再会。
下ったら登る!と言わんばかりに樹林帯の登りが。
少し視界が開けたので振り返ってみると、早朝に下った道が。
大概長い下りだなぁと思ったけど、やっぱり長い道のりだったと。。。


さらに少し進んで下ると池塘(ちとう)がと呼ばれる沼地が。


で、再びジワジワと緩やかな登りを登ると視界に飛び込んで来たのは


足下には小さな高山植物が


道標等々は無かったけど、樹林帯を抜けた開けた場所に到着。
おそらく、標高2592メートル小ピークと思われるけどどうだろう?
到着したのは7時40分頃。
歩いてきた方を見ると、遠くに薄ら八ヶ岳と思われる山が


ちなみに、この小ピーク?には

確かに、歩いてきた方には蝶ヶ岳がありました。

ここでは休憩をせずに登ったので再び樹林帯への下り。
少し下った所からこれから戦う相手の常念岳への偽ピークへの道のり


まだまだ下ってこの日最後の樹林帯にある鞍部の道に8時14分着


この2日目の大変なのは登りと下りの繰り返し
なので、按部に着いたら登る!で、登ったら樹林はハイマツに。

でも、この登り返し楽でした。

この後、ハイマツの道を通り抜けながら登り、最後の鞍部への下りに。
この時点で8時55分頃でかなり遅いペース。


目の前に見えるのは小ピークを過ぎた時に遠くに見えた偽ピークの登り


さて、ここからが今回のというよりこの日の核心部で勝負どころ。
常念岳の山頂にたどり着くまでに偽ピーク3つ越えが。
9時30分頃に登り開始。
1つ目のピークの登り最中


北アルプス入門コースと書いてある本やサイトも有りましたし、
初心者マークが載ってる本も有りましたが、大概な場所ですので
情報を鵜呑みにするのは止めた方が良いです。

3点支持必須です。

こんな感じの岩場を登っては下るを繰り返しながら少しずつ前に。
疲れるので少し開けた場所に着いたら休憩しながらの山行。
偽ピークを含めた常念岳への登りを初めて2時間ほど経過した11時半に
山頂目前に。
振り返ると歩いてきた道が


ここから最後のスパートで12時5分についに常念岳の山頂に到着♪


本当は小さなお社と標識があったのだけど、かなり顔が入っているので
写真はなしに。
山頂付近は岩場で狭く、ゆっくりする場所がないので少し降りてから
小休止しながら、この後の行動を再考。

当初予定はこのまま大天荘まで行くハズだったけど、時間的に厳しい。
山頂から常念小屋までコースタイムで50分の下り。
そこから、大天荘まではコースタイムで更に4時間。
決めていたエンドタイムを大幅に越えているので急遽予定変更をして
常念小屋に泊まることに。


by mie
日記 : 22:53 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その6〜

その6にしてようやく山行2日目です(笑)

早朝から横でガサゴソしている相方さんと義妹さんをボンヤリ気付きながら
布団の中でウトウト。
最終的には起こされましたが(苦笑)
午前3時半までには起きて準備。
周りも早朝ながら少しずつ動き出しているなか、準備を完了させて下へ。
で、前日荷物の重さにより肩こりから頭痛が起こったので、荷物の一部を
余裕があった相方さんのザックへ。
その為に相方さんにはグレゴリーのバルトロ65を新調してもらったのですが。

ということで、荷物の重量の私はハイドレーションの水込みで6キロ程度
にまで落として午前4時前に出発。

出発する時には日の出までまだ小1時間ほどあるけど、空は良い感じの色に

ちなみに、上写真は午前4時01分に撮影。

歩き始めは緩い下りと平行移動程度だけど、ザレているし暗いので
ヘッドランプを装着で足下には気をつけながらのスタート。
スタートして20分程度経つと大分明るくなってきて
午前4時25分頃には


午前4時半頃に横尾との分岐(標高2625メートル)道標に到着

前日に引き続きノンビリペースでの山行。

先ほどまで真っ暗で目視ではどうにか形が見えていた穂槍がクッキリ


でも、道の端にはこの子たちも自己主張中


そして、蝶槍の手前で日の出待ちをして午前4時50分に御来光


登り始めた太陽は槍や穂高を赤く染めてくれました


太陽が出始めて20分ほど経ったら


その頃の太陽は


ちなみに、移動しながら撮影しています。

蝶槍もとりあえず写真はないけど越えて一度目の大下り。
ちなみに、蝶槍(標高2655メートル)のピークは岩だけで何もないです。
下り始めると直ぐに樹林帯に突入。
メッチャ羽虫が飛んでいたので、持っていたハッカスプレーで自己防御。

とりあえず、一旦按部にまで降りて広いスペースがあったので朝食タイム。
その按部は標高2469メートル。で到着は6時20分過ぎ。
で、朝食は尾西のご飯と袋から出しているけど、アマノフーズのスープ


お行儀は良くないけど、食べ易さ優先でスープにご飯を入れて雑炊風に。
食べて休憩も終わり出発の準備をしていると他のグループが。
その中の1人の女性に声をかけられ、何かと思いきや、
どうやらザックとザックに付けていたヘルメットが気になったらしい。

見ると、その女性も私と全く色もサイズも同じカリマーのリッジ30。
ヘルメットの収納に悩んでいたらしく、外付けしているヘルメットカバーを
あれこれ聞かれたので答えさせて頂きました。

お元気そうな壮年の男女混合グループで先に出発されていき、
その後、午前7時頃出発。

by mie
日記 : 22:26 : comments (x) : trackback (x)
北アルプス常念山脈縦走〜その5〜

小屋で受付を済ませて案内された部屋は3階?屋根裏部屋?な場所。
多くの登山客がいたので写真は撮っていませんが、相方さんは翌日の出発まで
数度頭をぶつけてました(笑)

荷物を軽く整理して軽く長袖を着て小屋周辺の散策と蝶ヶ岳山頂へ。
小屋周辺には多くの高山植物が生えていました。
名前がわかるものが少ないのが残念。


コレは知っていますでトリカブト。美しきものには毒があるかな?


群生している


これから花を咲かせるであろう


忘れてはいけない山頂で標高2677メートル。小屋は2668メートルです。


昔からあったのはコッチかな?


山頂から小屋方面と小屋を越えた向こうにもある山頂と翌日戦う相手


一旦、小屋の方までおりて再びチビっと登りでもう片方の山頂へ
コチラにあるのは


そして避雷針

念の為に書いておくと、蝶ヶ岳の山頂は2カ所あります。

夕方17時半頃で穂高〜槍さままでクッキリ見えるものの雲と太陽が〜


散策を終えて小屋に戻ったけど、頭痛が治まらない。
翌日は正念場で距離も長ければ高低差も。。。
ということで、念の為に診療所へ。

診療所に居たのは正式なお医者さんと看護士さんと医大生さんたち。
医大生の勉強も兼ねてなので無償で診察してくださるそうです。
問診や血圧などは医大生さんが丁寧に時間をかけて実施。
大学病院にありがちな冷たい感じはなくアットホームな感じ。

医大生の問診などが終わって実際のお医者さんの診察が。
結果、疲れと荷物の重さからくる肩こりの緊張性頭痛ということで、
ロキソニンとロキソニンテープを処方されて終了。
診療所を出る時に辛かったらいつでも来て下さい。24時間開いているので。
と一言頂きました。

私以外にも結構、多くの方々が診療所を訪れていました。
そして、相方さんはまさかの足がツル事態発生。
相方さんには私がお試しで持って来ていた芍薬甘草を飲んでもらいました。
結果、飲んで5分で症状が完全に消えたそうです。

18時半から夕食だったのを事情を説明して18時50分からに。
小屋の方がよそって下さっていたご飯を「減らしましょうか?」
と声をかけて頂きましたが、その分を相方さんが食べるのでお礼を言って
お断りしました。ありがとうございました^^

で、蝶ヶ岳ヒュッテの晩御飯


残してしまいましたが、美味しかったです^^

食べた後は薬を飲んで19時半には早々に就寝。
翌朝3時過ぎに起こされるまで爆睡して、前日の頭痛は消えて回復。

by mie
日記 : 10:26 : comments (x) : trackback (x)
CALENDAR
S M T W T F S
            1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31      
<<  2015 - 08  >>
NEW ENTRIES
CATEGORIES
ARCHIVES
PROFILE
LINKS
OTHERS
POWERED BY
POWERED BY
ぶろぐん
DESIGN BY
ゲットネット
LOGIN
USER ID:
PASS:
Mode: ゲストモード
SEARCH BOX