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2016-09-17 Sat
雲ノ平山荘に続く道が見えた場所から数分で祖父岳との分岐に到着
綺麗な緑に覆われた雰囲気に見えた祖父岳は
あっ、登山道の方はガレ場の連続ですか。。。
とりあえず、祖父岳は翌日以降に登ることにして先を急ぎます。
よくやくテン場も見えたけど、思った以上に山荘と距離がありそう。。。
でも、テン場までの道はすぐそこにありそうだし♪
なんて事を思っていたけど、山はそんなに優しくありませんでした。
テン場に続く道にあった入り口にはロープが。
そして、こんな看板が・・・
ふぅと思いつつも、巻き道だしそんなに遠くないかなぁ〜。
なんてワケもなく、疲れている身には大概な道。
とりあえず、巻き道へ
うん、雄大すぎる景色で良いのだけど、遠い。。。
雲ノ平が“日本最後の秘境”と言われる理由も良く分かる。
それでも、歩かないと着かないのでザレた人一人が歩ける程度の細い
この巻き道を整備した方々の苦労をヒシヒシと感じながら前へ。
歩いたルートで唯一?咲いていた“チングルマ”
そろそろ山荘に通じるメインに出れるかなぁ〜と思いながら1時間。
ようやくテン場との分岐に到着。
この分岐と巻き道を後3回通りました(苦笑)
さて、雲ノ平山荘までまだまだなのでテン場に寄らず山荘へ。
ここから山荘までは基本、木道です。
雪が残っている頃にはまた景色が違うんだろうなぁ〜
時刻は既に17時半頃なのだけどまだまだ陽が高くチングルマの綿毛が
光の中に山荘が見えるのだけど、景色が綺麗過ぎて写真撮影大会(笑)
ちなみに、チングルマの綿毛はアップすると
さっきの白い花から花弁が取れるとこの姿になるのだから不思議です。
山荘に向かって歩いていると、既に山荘に到着している方々が
カメラ片手に至るところで写真を撮影していました。
まぁ、これだけキラキラと光輝かれると撮影したくなるのは普通か(笑)
ちなみに、この山荘周辺の見えている場所が“ギリシア庭園”らしいです。
通りすがりのお兄さんから「今の時間は山荘の方から夕日がさして
チングルマが銀色に光輝いているから綺麗なんだよ^^」と。
確かに、至る所で銀色に輝くチングルマの綿毛が
さっきまでの遠いと思い疲れていた気持ちはどこへやらの
ここまでの頑張りはこの景色を見るためだけにあった!
と言い切っても良い程。
人が入ると植生が荒らされてしまうことも多々あるけど、同時に
道も整備されていくので私程度でも頑張れば行ける。
多くの人に生で見て欲しいけど、難しいですね(苦笑)
18時目前にようやく雲ノ平山荘に到着!
これから手続きすませてテン場に行く?なんて話しもあったけど、
来たい!と思って簡単に来れる場所ではないし。
ということで急遽、素泊まり小屋泊に変更。
しかも、急だったにもかかわらず一人一枚の布団♪
小屋に入って正面にあったのがコレ
初代雲ノ平山荘を作るのにつかった鋸だそうです。
布団のある場所にザックを置いて早々に夕食の準備。
この日の夕食は尾西の白米とアマノフーズの丼の素で親子丼or牛丼。
それに味噌汁と残っていたキャベツをザク切りして塩昆布で炒めたもの。
自炊場所は、まさかの登山靴置き場の一番上の板を広げた場所。
水などをこぼさないように注意しながらの自炊。
ちなみに、飲料水は500ml 50円で有料ですが、自炊用の水は食堂で
1人コッヘル1杯分程度なら分けていただけます。
食べ終わって片付けていたら、双六小屋でもお会いした山神Tシャツの
ご夫婦と再会♪
色々と再びお話して連絡先を教えて頂きました^^
食後はめずらしく?ジュースを購入して食堂(食後とビデオ上映後は
談話室になります)で翌日のプランの話し合い。
色々と話した結果、当初予定通り水晶岳(黒岳)に行くことに決定。
by mie
日記 : 09:04 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-16 Fri
登る前にもう一度周りの景色を見ていると上の方にチラリと赤い屋根が
1時間ほど前に居た三俣山荘が。
元居た場所を見上げると、やはりかなり降りたなぁ〜と思ってしまいます。
さて、CTで約1時間の登りの始まり。
登り道は基本的にガレ場だけど、歩き易いように整備がされています。
止まることなくゆっくり一歩ずつしっかりと登っていきます。
時折、分岐があったりして歩き易い方を選択してゆっくりと。
大分登ったなぁと思い振り返ると、下からでは見えなかった景色が
三俣山荘の屋根の向こうには槍ヶ岳。
そして、下をみるとやはり大分登っている感じが
写真左側の稜線は鷲羽岳からの下りで平になった処が三俣山荘。
ホント雄大な景色です
登り最後はこんな感じで
CTとほぼ同じ1時間で登りきりました^^
登り切って平な道を歩いているけど、既に雲ノ平の日本庭園の一部。
途中で少し休憩しているものの、時刻は15時45分頃。
まだまだ雲ノ平山荘やそのテン場は見えない。
でも、疲れている気持ちを癒してくれるのはこの景色
雄大なカールを見せてくれるのは今回諦めた“黒部五郎岳”
ポコッとみえるのは祖父岳(じいだけ)
荒涼としている感じがあるのに、太陽に照らされ緑とピンク?赤?に輝く
写真では見た時の感動や美しさを伝えることが難しいのですが、
本当に生で見ると心を奪われます。
近くで見ると“チングルマ”の綿毛であることに気付きました
緩い登りを登った時に遠くに見えた道
思ったことは、小屋どこ?
途中で出会ったオジさん曰く、ここから30分は優にかかる。らしい。
ちなみに、小屋は薄く見える道の遥か先にあります(苦笑)
by mie
日記 : 23:09 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-15 Thu
お昼を食べ終わり、相方さんは靴擦れのテーピングをしてもらいに診療所に。
そんな感じで三俣山荘を12時40分に出発。
鷲羽岳経由ならそのまま行くのだけど、折角来たのだから!
ということで少しだけ来た道を戻りテン場近くの分岐に
ちなみに、岐阜県の新穂高から入山して、三俣蓮華岳付近で石川県に。
気付けば県を越えて東海地方から北陸地方に♪
さて、目的の場所に着く為に一旦下ります。
目的までは標高にして約150メートルの下り。
今まで歩いて来た道には無かった浅い水の流れが至る所に。
もうそろそろかなぁ〜という感じで見かけたのが
うん、水が綺麗。
三俣山荘を出発して45分ほど経った13時25分に出会いました
これが黒部ダムに繋がって行く起点。
ここまで歩いて来た人にしか見る事が出来ない地標。
ここから見上げた景色なのだけど、何岳なのだろう?
綺麗な水が豊に流れている黒部川
ここから標高150メートルの登りが
この登りの始まりには“黒部源流 雲ノ平入り口”の文字が
写真を撮影したりして少々休憩して雲ノ平に行く為に渡河を
写真では水が少なく流れも緩やかに見えますが、実際には水量も多く
流れも結構早い。なので渡河経験値が低いので慎重に。
とりあえず、渡り易そうな場所を見つけて確実に素早く渡河。
転けることもなく無事に渡河を終えて登りへ。
by mie
日記 : 23:10 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-14 Wed
この日の目的地は雲ノ平だけど、とりあえず三俣山荘を目指します。
まずは緩く登りからスタート
スタートがゆっくりだったので時間的に三俣山荘から来た方々と
途中ですれ違ったり、TJARの選手とすれ違ったり。
タイムが気になるだろうに、登ってる登山者に対して道を譲り
“ゆっくりで大丈夫ですよ”と声までかけてくれる優しさ。
やはりこれだけ過酷なレースに出る選手ともなると礼儀も良いですね^^
ちなみに、TJARはトレランではなく“登山”レースです!とスタッフの方も
おっしゃっていたので登山のマナーは守るのが前提らしいです。
時間制限があるので選手に道を譲ると軽やかに駆け下りて行きました^^
周りで歩いている方々も知っているようでアチコチで声援が。
登っていると続々と選手がやってきては声援をかけさせ頂きました。
三俣山荘のテン場に泊まっていたらおそらく叶わなかったこと。
7日は双六小屋テン場で良かった(笑)
登って広い所があったので振り返ってパチり
赤い屋根は双六小屋でその奥が西鎌尾根の始まりの登り。
8月11日に歩く予定のルート。
登りきって歩くのはほぼ水平の歩き易い道。
しばらく歩くと分岐があり、出発前にあったオジさんに
“また双六に戻ってくるなら、三俣山荘に行く時に巻き道を歩いて
戻ってくる時に双六岳・三俣蓮華岳の稜線を歩いた方が良いよ”
とアドバイスを頂き分岐を登らずにそのまま巻き道に入り平行移動。
しばらく歩くと急な下りが
コレを下ってもう一度登りはイヤだなぁ〜と思っていたら
下り切った後はほぼ水平に近い歩き易いルートに突入!
凄く歩き易くて良いのだけど、虫が。。。
腕やらザックやらに集ってくる。。。
着たきりだけどデオドラントシートで拭いてたからそんなに臭く無いハズ!
途中、水場があり休憩していると思いっきり集られる。
この頃には諦めも出て来ますが。。。
この歩いていた巻き道ルートですが、三俣山荘HPでも紹介されている通り
大きなカールで景色がよく、お花畑の中を歩いている!と言った感じ
頭の中に流れるのはアルプスの少女ハイジ(笑)
三俣峠で三俣蓮華の稜線ルートと合流するのだけど、そこまでが
地味にチョイ長い登り。
ずっとほぼ水平移動していたモノにとっては辛いわ(苦笑)
止まらないことを心がけながら、普段以上にゆっくり登ったら
意外と疲れずに登れた♪
ココで自分の楽に歩けるピッチを確信。
登り切ったら三俣峠に10時25分に到着。
ここで休憩していた千葉県の山岳会の方々と少しお話して三俣山荘へ。
教えて頂いた通り、少しの登りはあるものの基本下り。
歩いていると緑の中に現れた建物
見えてから着くまで30分以上かかるのがお約束のはずが、
下りだったので20分程で標高2550メートルの11時15分に三俣山荘に到着
先に行っていた義妹さんはザックを置いて途中で転けたので診療所へ。
その間に相方さんと2人で昼食準備。
準備と言っても、この日の昼食はリフィールのカップヌードル。
当初予定では一人1個だったけど、多いので2個を3人でシェア。
準備していると義妹さんが戻って来てランチタイム。
喉が乾いたし何か飲みたいね。ということから山荘で1人1本サイダーを。
山で飲む三ツ矢サイダーって美味しいんですよねぇ〜(笑)
小屋に買いに行ったら、小屋の方と可愛らしい未来の若旦那くんが。
注文したらちゃんと値段を教えてくれて商品を渡してくれました^^
推定年齢6歳程度でしょうか。
歩いて登ってきたのか聞いたら、ヘリで上がって来たとのこと。
しかも、既に3回ぐらい乗っているそうです。
私なんて1度もヘリに乗ったことなんてないのに。。。
実は、この可愛い若旦那くんとは翌日思いがけない場所で再会します。
by mie
日記 : 22:49 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-13 Tue
TJARの選手応援を諦めシュラフに入って寝たのが22時頃。
翌日の8月8日は午前4時半頃に起床。
顔を洗いがてら水場に行ったら御来光が始まりそうな感じだったので
急いで戻ってカメラを。
お陰でテン泊2日目にして初御来光♪
朝は冷え込むけど、太陽が当たるとやはり温かい。ビバ太陽!
水を汲んで朝食の準備を。
テン場は丁度山の間にあるので、太陽が上がって来てもテン場まで
届くまで時間がかかり影になってて結構寒い。。。
この日の朝食はフリーズドライの卵スープに戻したアルファー化米を入れ
ついでにチューブの生姜を入れた“なんちゃって雑炊”
去年、常念岳の登り途中で食べた時に白飯が食べたくなくてスープに
入れて食べたのが元。それがかなり食べ易かったので取り入れたメニュー。
起きたてで食欲がなくても、雑炊なので噛まずにサラサラと食べれるし
何よりも生姜を入れたスープなので身体が暖まる。
食べ終わって片付けをしてこの日は何故かまったりモード。
周りに居た高校山岳部の子達は早々に出発してました。
片付けて荷物を持って小屋前のテーブルに移動。
夜はテーブルでCP受付をしていたTJARのスタッフもチョッと移動。
先頭の選手は深夜0時半にCPを通過して行ったのだとか。。。
既に午前5時半で5人通過して行ったそうです。
で、TJARって何?という方はココをクリックして下さい。
ハイドレーションに水を入れてザックの最終パッキングをしていると
午前6時45分頃で続々と選手がCPに。
ある選手は小屋でうどんを注文し、別の選手はそのまま西鎌尾根へ。
西鎌尾根に走って行く選手の背中はやはりカッコいい!
で、そんなことをしていて気付けば午前7時20分。
ということで写真を撮影したりして午前7時40分に出発!
by mie
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