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2016-09-25 Sun
鷲羽岳山頂でザックを下ろしてしばし休憩。
少し離れた場所にこんな標識も
そして、注意喚起も
しかし、本当に天気が良くて雄大な景色は見ていて飽きない
よくよく考えたら、鷲羽岳山頂は長野県!
この縦走始まって初の長野県入り♪
って、三俣蓮華は富山県なので再び県越えをするのですが。
登っている途中で抜かされた女性なのですが、山頂で他の方と
話されている内容を聞いていると、なんと白馬から入山して
既に縦走1週間目でこれから槍ヶ岳を経由して穂高に入られるとか。
お父様が黒部川源流ルートで歩いて三俣山荘で合流するとか。。。
早々に出発される後ろ姿がカッコいい!
下を見ると鷲羽池が
三俣山荘に向かって降りる途中に分岐があり、鷲羽池にも寄れるけど
今回はそんな余裕がなく鷲羽池には行かずに三俣山荘へ。
遥か遠くに三俣山荘が
登ってきた分、ひたすらザレの九十九折りの下り。
登りで疲れた足と荷物の重さで滑らないように注意しながら慎重に。
途中で滑ったものの、尻餅を着く程度で1時間15分ほどで三俣山荘に。
荷物をベンチに置いてとりあえず診療所に。
えぇ、数日前に相方さんと義妹さんがお世話になってます(^^;;
まさか私までお世話になるとは。。。
診療所(岡山大と香川大の医学部)を訪ねて、とりあえず事情説明。
強打して傷はあるものの、ふらつきや頭痛や吐き気がないので様子見。
ということで診察終了。
結構、山荘に併設している診療所の学生さんや先生はフレンドリー。
色々と学生さんと話して高天原温泉をお勧めされたので、
やはりもう一度雲ノ平に来て温泉に入らねば。。。
この日のお昼は三俣山荘で頂くことに。
診療している間に注文しておいてくれた料理をシェア。
とりあえず下界の味、スパゲティ
ファミレスに行くより美味しいと感じる(笑)
本当はジビエ丼を注文予定が売り切れで“うどん”に
見た目は醤油味が強そうな感じに見えるのに、出汁味がしっかりしてて
メッチャ美味しい!
2つを3人でシェアして、ケーキセット1つをさらにシェア
三ツ矢サイダーはただ私が飲みたくて注文しただけのもの。
ココのコーヒー、わさび平から鏡平に行く途中ですれ違った人から
メッチャ美味しいから!とお勧めされていました。
ケーキセットを注文して納得。コーヒーが付いてました。
豆から引き
サイフォンで
入れられたサイフォンコーヒーなのだから美味しく無い訳がない!
って、途中まで飲んでから写真撮ったのでこんな写真に(^^;;
エネルギーも補充して出発前にトイレに行くのに小屋の中へ。
受付に可愛い女の子が座ってる〜
小屋の方に声をかけたら娘さんで、先日会った男の子の妹さん。
水晶小屋付近で会ったことを伝えると、もう一泊して帰ると連絡があり
翌日に戻ってくる予定なんだとか。。。
かわいい子には旅をさせよと言うけれど、小学2年生の大冒険スゴいわ。
トイレの利用料と診療代(寄付形式)を箱に入れて14時10分に
食事場所の前のベンチで座ってくつろいでいた診療所の方々に見送られ
この日のテン場である双六小屋に向けて出発。
by mie
日記 : 22:55 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-23 Fri
祖父岳に登ってしまうと山荘が見えなくなるので登る前に名残惜しく
今度は折立から雲ノ平に登って来たいなぁ〜
先はまだまだ長いし、前日と違い身軽ではないのでゆっくりと登って
7時50分頃に祖父岳に到着♪
晴れていてもやっぱり書いている文字は見えない(笑)
前日はガスガスで全く見えなかった槍さまも
真正面に雄大にそびえるのは黒部五郎岳のカール
次は黒部五郎岳にも!
前日も歩いたルートをザックを背負っているとやっぱり違う。
でも、この日は天気が良く前日全く見えなかった景色を見ながら歩くと
やっぱり新鮮に感じます^^
岩苔乗越に9時頃に到着。
そのまま歩き、水晶岳方面との分岐であるワリモ北分岐に9時20分に到着。
その頃、相方さんが少々へばり気味。
登る前に「風邪ひきかけてるかも〜」と言っていた風邪が。。。
ここから稜線歩きと登りが鷲羽岳までコースタイム(CT)で1時間20分。
ただ、ここまでCTの倍近い時間が休憩込みでかかっているのでここで休憩。
休憩がてらに荷物を減らす為に?前日作ったフルーツ寒天を。
前日の夜に食べた時も思ったけど、少々水が多かったみたいで
少し柔らかめのフルーツ寒天。
でも、フルーツを噛む意外、飲むような感じで食べれて良い感じ♪
これからの山行のデザートに取り入れ決定♪
フルーツ寒天で水分と糖分を補給して、鷲羽岳とおぼしき山頂へゴー。
楽しき稜線歩きの始まり〜
しかし、本当に良い景色が広がってる〜
稜線歩きからの登りで岩稜帯になった時に突如として出て来た山頂
そこは標高2888メートルの“ワリモ岳山頂”。時刻は10時過ぎ。
あの先に見えているのが鷲羽岳の山頂ということですね〜
ワリモ岳山頂を通り過ぎた途端に出て来た鎖場。
足場はシッカリしてるし鎖もあるけど、大容量ザックを背負っていると
身動きが限られてくるし、しかも片方は切れ落ちてる下り。
一歩づつ丁寧に降りていると登りの方が〜!
待ってくれている登りの方から「ゆっくりで良いですよ」と
言葉かけを頂き慎重に鎖場通過。ふぅ〜。。。
一旦降りてからの登り
ザレた登りで山頂近くは九十九折りの急登とまでいかないけれど
結構な勾配がある登りをゆっくりと歩き11時頃に鷲羽岳に到着♪
標高2924メートルにある三角点にタッチ♪
ここで相方さんを待ちつつしばし休憩。
by mie
日記 : 23:19 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-21 Wed
8月10日、出発してついに5日目に突入!
5日間、お風呂にも入れずもちろんシャワーも浴びれてないけど
この頃になると何も思いません(笑)
それどころか、お風呂入らなくても別に良いし〜。とか思ってる自分。
3時半過ぎに起床して身支度を整え、玄関を入ったところの談話スペースに。
この日の朝食は荷物を少しでも減らす為に、嵩張っていたシリアル。
食べていると、午前5時頃から朝食開始にもかかわらず、食堂前には
既に並び始めている人たちが。。。
早立ちするする自炊組みの方々も談話スペースで朝食タイム。
食べ終わり、忘れ物がないようにチェックして午前4時半出発。
外はまだ陽が登っておらず周りが山に囲まれているので薄暗い。
ヘッデンを装備して肌寒くすら感じる中、ソフトシェルを着用。
木道を歩き始めて思ったことは濡れて滑り易い!
雲ノ平山荘HPにも書かれていたけどさ〜。
相方さんと慎重に歩かないと滑って転けるね〜と。
そんな会話をしてた矢先、相方さんが滑って尻餅を。
なんでもないほどの緩い登りの1枚板の木道で足を滑らせ
両膝強打してストックを握っていたので両手をグーの状態で強打して
最後にヘッデン越しに額を強打。
って書いてますが、強打するまでの時間は1秒にも満たない瞬間。
余りの痛みと恥ずかしさと情けなさで齢38歳にもなってマジ泣き(苦笑)
立ち上がろうと思っても、痛いのと荷物が重いのと木道が滑り易いのと
相まって膝立ちから立ち上がれない。。。
相方さんにつかまりようやく立ち上がったものの、木道が上がれない。。。
やってはイケナイとわかりつつも、木道でないところをチビチビと歩いて
山荘から小1時間かかってようやくテン場との分岐に到着。
本当は、私もテン場まで水を汲みに行く予定だったけど、
余りの歩みの遅さに相方さんが一緒に水を汲んできてくれることに。
ちなみに、木道は濡れているというより霜が降りて凍ってる感じ。
テン場との分岐で待っているとようやく太陽が上がり始め
6時前になってようやく水晶岳の向こうから太陽の光が
チングルマも水滴がついて良い感じ♪
相方さんがテン場に水汲みに行って戻ってくるのを待って6時過ぎに出発。
3回目の巻き道を。
ハイマツに陽が当たってメッチャ綺麗
祖父岳との分岐に6時50分頃到着。
一旦、小休止。
by mie
日記 : 23:46 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-19 Mon
水晶小屋で寒かったのでホットカルピスを注文。
飲みながら、小屋で出発を迷っていた3人組みの女性とお喋り。
色々と話しながら自炊の話しに。
自炊のメニューを聞いたり話したりしてしばし休憩。
年齢不詳が災いして?女性から「小さい頃から一緒に登っているんですか?」
と質問。完全に親子扱いされてます(苦笑)
ちゃんと、関係性を訂正したら驚いてました(^^;;
髪の毛バッサリ切って、ほぼノーメークなので幼く見られたらしい。。。
嬉しいのか悲しいのか微妙なところです。
結局、30分以上小屋でまったりして水晶岳に出発。
最初は歩き易い道で、そう進まない内に岩場に突入。
ガスガスとはいえ、雨が降っている訳ではないので岩場は乾いていて
八ヶ岳の時より断然歩き易い。
岩場があり、ザレの登りがあり
途中で水晶岳(別名、黒岳)と呼ばれる通り水晶鉱脈が
もちろん、国定公園内なので拾って持ち帰ると罰せられるので見るだけ。
山頂直下の岩場をどこから登ろうかと思っていると、山頂にいた男性に
「このルートが一番登り易いと思いますよ」と声をかけて頂き、
11時25分、標高2986メートルの水晶岳に登頂♪
水晶岳から尾根続きで赤牛岳に通じているらしいのだけど、
ガスガスで見えませんでした。
山頂までの途中はガスガスだったのに、山頂で写真を撮影していると
チラリと青空が
一瞬だけ雲ノ平を覆っていた雲が抜けた瞬間に撮影
小さく写真の真ん中に雲ノ平山荘がチラリと。
続々と人が登ってきたので、下山開始。
ザレ場や岩場で足を滑らせないように慎重に。
再び水晶小屋に入って“力汁”と“おしるこ”を注文してシェア。
力汁は豚汁の中に焼き餅が入っていて、それだけで満足できる1杯。
小腹も満ち足りたので雲ノ平山荘に向かって出発。
水晶小屋を出る時に小屋のお姉さんが心配そうに小屋の外をウロウロ。
どうやら誰かを待っている様子。
尋ねてみると、7歳の男の子が初めて1人で歩荷して上がってきてるらしい。
下って行くと、そんなに歩かないうちに一人で歩いている男の子と遭遇。
あれ?この子は前日に三俣山荘で三ツ矢サイダーを渡してくれた若旦那くん。
座って休んでいたので話しかけると、山荘オーナーのお孫さんで
三俣山荘から黒部川源流を越えて岩苔乗越を越えて歩いてきたらしい。
テーピングテープとかを入れた小さなザックは見た目に反して重量が。
しかも、ケータイの電波が入らない場所が多いので無線機をセットして
可愛いのにシッカリした歩荷中の若旦那くんと分かれ、山荘へ。
行く時はガスガスで見えなかったけど、帰りはガスが一時的に晴れて
気持ちのいい道がクリアに
やっぱり雲ノ平山荘は遠いわ。
ワリモ北分岐からの尾根道
途中で“いわひばり”と遭遇
歩いているとチラリと見える雲ノ平山荘とは違う屋根が。
それこそが日本の秘湯中の秘湯で最奥の温泉である“高天原温泉”
今回は時間の関係で諦めたけど、次回は是非高天原温泉も行きたいなぁ。
この日はテン泊予定だったけど、途中で小雨が降って来て次第に雨脚が。
ということでこの日も小屋に泊まることに決定。
夕方16時頃に無事に小屋に戻って宿泊手続きを。
この日は雨ということもあり、布団は3人で2枚を使用。
この日の夕食はアルファー化米のドライカレーにFDの牛肉のしぐれ煮。
そしてスープ。
持って来ていたシロップ漬けのフルーツを使って持って行った寒天で
フルーツ寒天造り。
寒天の良さは常温(30℃以下)で固まってくれること。
なので、作ってジップロックに入れて放置していると若干柔らかいものの
無事に凝固完了♪
早めにご飯を食べ終わった後は、前日見損ねた山荘オーナーのビデオ観覧。
雲ノ平山荘の変遷や水晶小屋の変遷を見て先人たちに頭が下がる思いが。
気になる方は是非見に行って下さい。
30分ほどで上映が終わり、外に出ると雨は止んで星がメッチャ綺麗。
薄いながらもミルキーウェイ(天の川)もはっきりと。
しかも、ペルセウス座流星群が近づいていたので流れ星まで。
メッチャ最高で贅沢な時間。
翌日の出発が早いので寝る前にザックを談話室の端に置いて就寝。
by mie
日記 : 22:59 : comments (x) : trackback (x)
2016-09-19 Mon
雲ノ平山荘に宿泊した翌日である8月9日は、サブザックに水と貴重品と
レインウェアと行動食を入れて他の荷物はザックに。
小屋の方に声をかけてザックを指示された乾燥室の端において身軽で
午前6時過ぎに出発。
お天気がイマイチで寒かったのでレインウェアの上を着てヘルメット装着。
まさしく雲に覆われた雲ノ平
とりあえず、水を汲みにテン場へ。
山荘では手を洗うのも戸惑うほどの水量しか出ないのに、
テン場の水場は豊富で水場のホースにコックがある訳でもなく
出続けている。
しかも、冷たくて美味しいし。
とりあえず、ハイドレーションに汲んで、分岐まで戻り前日歩いた巻き道に。
荷物が少ないので身軽に歩いて前日スルーした祖父岳との分岐に。
水晶岳に行くのにまず祖父岳を登って越えないと。。。
意外と途中から岩が大きくガレとゴロの間って感じでしょうか?
結構な勾配をゆっくりと気を付けながら登っていきます。
前方に雲ノ平山荘までの3日間お会いした山神T−シャツの御夫妻の姿が。
7時50分頃、祖父岳の山頂に到着。
山頂で丁度アウターを着るのに止まっていたのでお声をかけて
お願いして写真を撮らせて頂くことに♪
アップはしませんが、素敵な写真が撮れました^^
それまではずっとガスガスで視界が悪く青空なんて見えなかったのに
写真を撮影する瞬間だけガスが晴れて青空が!
山の神様に感謝!
実は、この必然的な感じで通った祖父岳の山頂、4日目にして初ピーク。
3日間、移動していただけで山頂を通ってなかったのですが、
ピークを踏むだけが登山でないのでこういうのも良いかなぁ〜
木に書いてる文字が読めないのは気のせいではなく、
現地でも薄くてほとんど読めませんでした(苦笑)
書いていたのは“祖父岳”と。標高は2825メートルです。
再びガスガスで肌寒いので御夫妻とは再会を約束して先へ。
ハイマツ帯の中を歩き一旦下り、8時45分頃に岩苔乗越に到着。
身体が冷えるので写真だけ撮影して先へ。
15分程度でワリモ北分岐に到着。
鷲羽岳方面に行く人が大きなザックを分岐に置いて水晶岳にピストン
翌日は荷物を持ってここまで再び上がって鷲羽岳を越える予定。
ここも写真だけ撮影してとりあえず水晶小屋を目指します。
ここから水晶小屋までは最後の登りを除いてほぼ稜線歩き。
道は結構広く、途中、お花畑みたいな場所も
かと思えば、下を覗き込めばこんな深い谷が
ガスガスで寒いので止まることなく歩きつづけ、山頂に登る前に小屋に。
ワリモ北分岐から30分ほどで看板登場
ともすれば見落としそうなほどの小さなもの。
登り道を歩き10分で分岐に到着
その近くに水晶小屋があり、9時45分到着。
寒いのでとりあえず中に入って温かい飲み物を注文。しばし休憩。
by mie
日記 : 20:38 : comments (x) : trackback (x)